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画像を作って終わりにしない|Canvaで提出用セットまで完成させる方法【第3回・最終回】

「画像は完成した。でも、何を渡せば納品になるの?」

デザイン初心者が意外と迷うのが、作った後の工程です。PNGを1枚送ればよい案件もあれば、編集用リンクや変更内容まで求められる案件もあります。

今回は、前回までに作った架空サービス「30分オンライン片付け相談」の修正版を使い、提出前の確認から書き出し、変更メモまでを1つのセットにします。

Canva実践編・全3回の最終回です。完成するのは、相手が確認しやすい提出用セットです。


納品形式は自分で決めない

公開案件では、PNGやJPEGだけを求めるものもあれば、Canvaの編集用共有リンクを歓迎するものもあります。

毎回同じ形式で送るのではなく、依頼文と相手の指示に合わせることが大切です。

今回は練習として、次の指定がある設定にします。

・サイズ:1200×628px
・形式:PNG
・ファイル名:online_tidying_1200x628_v2.png
・提出物:完成画像と変更メモ
・編集用リンク:今回は提出しない

実在する案件情報をAIへ入力する場合は、依頼主のAI利用ルールと秘密保持条件を先に確認してください。


STEP1|依頼文とデザインを並べて確認する

Canvaで修正版を開き、前回の3つの修正依頼と見比べます。

・悩みの問いかけを外し、文字量を減らす
・相談後に決まることを大きく見せる
・淡い文字をスマホでも読みやすくする

完成画像には、次の文章が入っている想定です。

見出し:片付けの最初の一歩を決めよう
補足:始める場所と、今日やる3つを整理
サービス名:30分オンライン片付け相談

「自分がおしゃれだと思うか」だけで確認すると、依頼から外れていても気づきにくくなります。

依頼された変更が反映され、変更してはいけない情報が守られているかを先に確認しましょう。


STEP2|CanvaのAIに確認表を作らせる

今回のメインツールもCanvaです。前回使ったMagic Writeに、依頼条件から確認表を作ってもらいます。

ChatGPTやGeminiでも確認表は作れますが、今回は文章案、デザイン編集、最終確認をCanva内でつなげます。

AIに完成判定を任せず、自分の目で画像と照合するための補助として使います。

コピペ用プロンプト

あなたはバナー提出前の確認を補助する担当です。
次の架空案件について、制作者が自分で確認できるチェックリストを作ってください。

制作物:30分オンライン片付け相談の案内画像
サイズ:1200×628px
納品形式:PNG
見出し:片付けの最初の一歩を決めよう
補足:始める場所と、今日やる3つを整理
サービス名:30分オンライン片付け相談

修正依頼:
・悩みの問いかけを外す
・相談後に決まることを大きく見せる
・淡い文字を読みやすくする

確認項目:
・文字
・サイズ
・配置
・色
・依頼との一致
・書き出し
・ファイル名
・共有範囲

禁止事項:
・画像を見たふりをしない
・料金、実績、効果、予約先を作らない
・確認できない項目を合格と断定しない

出力形式:
確認項目/見る場所/合格の基準

この指示で得られるのは、確認する観点です。実際の完成画面や書き出したファイルは、自分で確認します。


STEP3|人の目で7項目を確認する

次の順番で、Canvaの画面と書き出し後の画像を確認します。

1.誤字

「30分」「オンライン」「片付け相談」が正しいか、一文字ずつ確認します。

2.内容

「30分で片付く」など、未確認の効果を追加していないかを見ます。

3.サイズ

デザインが1200×628pxになっているか確認します。似た比率でも、指定サイズと同じとは限りません。

4.余白

文字や人物が端に寄りすぎていないか、スマホの縮小表示でも確認します。

5.色

見出しと背景の明暗差があり、補足文字まで無理なく読めるかを見ます。

6.素材

使用した写真、イラスト、フォントの出所と利用条件を確認します。Canva素材は、種類や使い方によって条件が異なります。

7.不要情報

練習用メモ、仮の料金、ガイド線、非表示にし忘れた要素が残っていないかを確認します。


STEP4|指定どおりにPNGを書き出す

Canvaの共有またはダウンロードからPNGを選び、指定ページだけを書き出します。

複数ページのデザインなら、Beforeや作業メモを一緒に出さないように注意してください。

保存後、ファイル名を次の形にします。

online_tidying_1200x628_v2.png

「完成版」「最終」「最終2」では、相手が内容を判断しにくくなります。

案件名、サイズ、版数が分かる名前にすると、差し替えもしやすくなります。

書き出したPNGを一度開き、文字化け、欠け、ぼやけがないか確認します。提出するファイルを開くまでが作業です。


STEP5|変更メモを添える

依頼された内容と、実際に変えた場所が対応するように書きます。

変更メモの完成例

ご確認をお願いいたします。

提出ファイル:
online_tidying_1200x628_v2.png

対応内容:
・冒頭の問いかけを外し、文字量を整理しました
・「最初の場所」と「今日やる3つ」が伝わる表現へ変更しました
・見出しを大きくし、文字色を濃いネイビーへ変更しました

確認事項:
・1200×628px
・PNG形式
・サービス名と相談時間は変更していません

修正の意図を一言添えると、相手が依頼との一致を確認しやすくなります。

承認されていない追加提案や、確認していない「問題ありません」という断定は入れません。


編集用リンクを渡す前の注意

編集リンクは、相手が自分で文章や色を変更するときに便利です。ただし、依頼されていないのに公開範囲を広げる必要はありません。

元データに別案件のページや内部メモが含まれている場合は、提出用のデザインへ分けます。

リンクを渡すなら、閲覧のみか編集可能か、誰がアクセスできる設定かを確認します。

Canva素材を含むデザインを顧客へ渡す場合は、素材の種類とライセンス条件も確認してください。契約や利用許可をAIだけで判断しないようにします。


今回できたもの

・修正版の案内画像
・書き出したPNG
・提出用のファイル名
・変更メモ
・提出前チェックリスト

これでCanva実践編は完結です。

第1回で案内画像を作り、第2回で修正依頼に対応し、第3回で提出できる形に整えました。

すべて架空データを使った自主制作です。ポートフォリオへ載せる場合も、「自主制作」「架空サービス」と明記してください。

この連載が制作練習に役立ったら、スキで教えてもらえるとうれしいです。AI副業を一つずつ体験したい方は、フォローして次の実践にも参加してください。

次回からはChatGPT完全攻略の新シリーズです。

第1回では、長い依頼文からChatGPTで「確認すべき条件と質問リスト」を作り、作業を始める前の認識違いを減らします。

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