メインコンテンツへスキップ
見出し画像

30秒エッセイ「素晴らしきこと」第8話【残り香】

    嬉々山リンタ

    素晴らしきこと(第8話)
    【残り香】

    「残り香」って素晴らしい。その人がそこにいたことを実感させるところが特に。

    平安時代の女性は、自分の髪や着物にオリジナルのお香の匂いを馴染ませることによって、行く場所行く場所で自分がそこに居たことを示していたと聞いたことがある。

    そういえば僕のばあちゃんはもう施設に入っているのだが、ばあちゃんの家に行くとばあちゃんの生活の匂いがし、まるで今でもそこにいるかのように思える。

    元気だったばあちゃんがそこに。
    (200字)

     
     
     
    嬉々山リンタ(社会福祉士・精神保健福祉士) 1987年生まれ。双極性感情障害。強迫性障害。 noteでは次の5つの内容で活動します。 ①30秒で読めるエッセイを投稿。 ②3分で読める短編小説を投稿。 ③ノンフィクションの闘病日記を随時掲載。 ④短歌を随時投稿。 ⑤連載小説を投稿。