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『ちゃんとして』では分からない。具体的に伝えることの大切さ

昔、母によく、「ちゃんと見て」と言われていました。

でも私は、そのたびに、

「ちゃんと見るって、どういうこと?」

と思っていました。

自分ではちゃんと見ているつもりなんです。

「ちゃんと見てるんだけどな……」

と思っていました(笑)

でも、母が求めていた「ちゃんと見る」と、私が思っている「ちゃんと見る」は違っていたんだと思います。

「ちゃんと」は意外と曖昧

「ちゃんと見て」と言われても、

・隅から隅まで見る
・見落としがないように確認する
・一つひとつ丁寧に見る

など、いろいろな意味があります。

私の場合は、

「どこを、どのように見ればいいのか」

を具体的に説明してもらわないと、相手が求めていることを理解するのが難しかったのです。

これは「見る」だけではありません。

「ちゃんとして」

「きちんとして」

「しっかりして」

「よく考えて」

こういった言葉も、とても曖昧です。

言っている側には「こうしてほしい」というイメージがあると思います。

でも、言われた側にはそのイメージが見えていないことがあります。

「ちゃんとして」ではなく「何をしてほしいか」

よく、親御さんが「ちゃんとして」と言われることがあると思います。

でも、

「ちゃんとするって、具体的に何をすること?」

ここを考えることが大切だと思います。

例えば、

「ちゃんと片付けて」ではなく、

「おもちゃをこの箱に入れてね」

「ちゃんと準備して」ではなく、

「まず水筒をカバンに入れて、その次に帽子を用意してね」

というように、具体的に伝える。

「何を」「どうしてほしいのか」が分かると、行動に移しやすくなります。

具体的に伝えるだけで変わることもある

もちろん、毎日の忙しい生活の中で、いつも一つひとつ具体的に説明するのは大変だと思います。

でも、発達に課題がある子どもや、曖昧な表現を理解することが苦手な人にとって、

具体的に伝えてもらうことは、とても重要です。

「言ってもやってくれない」

「何回言っても分かってくれない」

そんな時、

もしかすると「やりたくない」のではなく、

「何をどうすればいいのか分かっていない」

ということもあるかもしれません。

だから、

「ちゃんとして!」

ではなく、

「何を、どうしてほしいのか」

を具体的に伝える。

それだけで、理解しやすくなり、行動に移しやすくなることがあります。

私自身、昔の母に、

「『ちゃんと見て』だけじゃ分からないよ〜!」

と今なら言いたいです(笑)

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