
普通の大学生の日常(61日目)喉の痛みが終わらない
私は、またしても体調を崩してしまった。前回のダウンから、わずか1ヶ月ほどしか経っていない。
今回の予兆は二日ほど前からあった。喉の奥にわずかな違和感を覚えたのだが、その時は「すぐに治るだろう」と軽く高を括っていた。しかし今日、朝目覚めた瞬間にその痛みは強烈なものへと変わっていた。
喉を突き刺すような鋭い痛みに、一時は大学へ行く気力を根こそぎ奪われそうになった。それでも何とか鞭を打ち、重い足取りで学校へと向かった。
幸いなことに、今日の授業は早い時間帯に終わるスケジュールだった。午後3時、解放されて外に出たものの、身体のしんどさは限界に達しており、まともに食事を摂ることすらままならない。日課であるジムへ行くことは、今日ばかりは諦めるしかなかった。
帰宅してからの部屋の中では、ただただ生産性のない時間が静かに流れていった。
「熱があるわけじゃない、ただ喉が痛いだけなんだから、課題や勉強は絶対にやらなければいけない」
そうやって自分を無理に鼓舞しようとしても、鉛のように重い身体は一向に動いてくれない。結局、ベッドの上でスマホの画面をあてもなく眺めたり、浅い眠りを繰り返したりしながら、虚しく時間を溶かしていった。
「夜ご飯だけは食べなければ」と、気力を振り絞ってキッチンに立ち、自炊はした。けれど、喉を通る料理の味を愉しむ余裕などなく、それはただ生命を維持するためだけの、義務的な「作業」と化していた。
なぜ、最近の私はこれほどまでに脆く、頻繁に体調を崩してしまうのだろうか。自分でも原因が全く分からない。しかも、いつも決まって喉の関所からやられている気がする。
日頃からストイックに運動をこなし、食事の栄養バランスにも人一倍気を配っているはずなのに、なぜ身体がそれに応えてくれないのか、不思議で、そして悔しくてならない。
何かを成し遂げなければいけない大切な時期なのに、自己管理の至らなさで動けなくなっている現状に対して、心の奥底にじわじわと罪悪感が溜まっていく。
こんなにも体調を崩しやすい自分の身体が、今は本当に情けなくて仕方がない。
いま望むことは、ただ一つ。
どうか一刻も早く、この喉の痛みが去ってくれること。それだけを願いながら、私は今日も早めに明かりを消すことにする。