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夫は自分を採点しない。

    午前中動けないと赤点。

    雨だった。寝坊した。
    買い物に行くはずだった。
    でも土砂降りだった。

    子どもの朝ごはんは冷凍うどんとお味噌汁。おかずなし。
    自分は送りついでにコンビニですませた。

    今日はもう、ダメな日だ。

    私は自分を毎日採点している。
    減点方式で。

    ・朝起きられなかった。
    ・予定通り動けなかった。
    ・だらだらしてしまった。
    ・片づけが思い通り進まなかった。

    できなかったことばかりが頭に残って、減点材料になる。

    夫は違う。
    「え?だらだらしたらなんでだめなの?
    そういう日もある、でいいじゃん。」

    あ、この人。
    罪悪感という機能が搭載されていないんだ。

    ずっと、加点方式の人なんだと思っていた。
    思い出も良いものしか残っていない。

    でも違った。
    この人、採点なんて最初からしていない。

    「今日の自分は何点だったか。」

    なんてことを問うやつは、夫の中にはいない。

    ‐
    雨。
    出かけるのめんどくさい。
    一日家で。
    以上。
    ‐

    みんな自分を採点しているものだと思っていた。
    優秀な人は、いつも100点。
    採点していないなんて信じられない。

    お気楽な人。むかつく。
    でも、発見だった。
    それでいいんだって。

    私基準なら、ずっと100点満点。

    私はいつも誰かと比べられ、自分でも比べ続けてきた。

    「本当はこうすべきだった。」
    「もっと頑張るべきだった。」
    いつだって平均40点くらいの人生。

    ずっと「お前はダメだ」と言われ続けてきた。
    もう父とは離れて暮らしているのに、その声だけは残っている。

    そんな私に、夫は言った。
    「ずっと俺が肯定し続けるよ。」

    もう採点しなくていいんだよって。
    採点を知らない人が言ってくれた。

    この人と生活していて、少しずつ加点もできるようになった。
    「私すごくない?」って言えるようにもなった。

    採点しない人生に、少しずつ引っ張られている。
    このまま、夫のようにお気楽になりたい。

    朝はいい加減、起きてほしいけど。

     
     
    30代、2歳4歳。 時短→適応障害で休職→転職してフルタイム中。 子育て、仕事、夫、嫉妬、余裕のなさ。 日々の観察日記を書いてます。

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