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【エッセイ】紙の本が私を満たしてくれる。


    優越感。
    安心感。
    好奇心。

    これが、私が電子でなく紙本を買う理由だ。

    まず優越感。
    本棚に本が美しく並んでいるのは気分がいい。  電子でスマホに入っているだけじゃダメなのだ。
    目の前の大きな本棚に、ギッシリ収納されていることにこそロマンがある。

    本棚を見れば人柄が分かる。
    プライベートゾーンだ。
    私は、私の好きを集めた本棚に、また1冊と増えていくのを見るのも好きなのだ。

    次に安心感。
    ああ、やっと買えた。
    ああ、今日はどれを読もうかな。
    本棚を長めて、お気に入りをじっくり探す。
    私は、電子だと何か誤作動で消えてしまうんじゃないかと心配になってしまう古い人間である。

    最後に好奇心。
    自分の手で、紙に触れて、ページをめくる。
    表紙の裏にもワクワクがある事があるから、それを自力で見つけた時の盛り上がり!!
    あれはクリックやスライドじゃ得られない。

    そんなこんなで、私は小説は紙派だ。
    すごくお気に入りのマンガも紙で買う。


    でも電子の良さも理解している。
    というか、普段のマンガはアプリで読むことがほとんどだ。

    しかも、最近は本棚から溢れてきているから、旦那からは本を増やしすぎないようにたまーにご指摘が入る。

    最初の頃は言い訳をしていた。
    いや、これはね、小さい頃お小遣いがなかった私はお年玉を切り崩して本を買ってたんだよ。だから本は買っていいってつい判断しちゃうというか…

    それに紙の本は、本屋の仕入れ具合があるから、欲しい時に買わないとどんどん買いにくくなっていっちゃうんだよ!
    あとね、あとね………

    人はやましい気持ちが少しでもあると、つい言い訳がましくなる。


    さて、つい先日。
    なんと探していた小説3冊が本屋に並んでいた。
    その本屋で先月検索をかけた時は、在庫なしとなっていて落胆したばかりだというのに!

    これは運命!出会い!

    ちなみに本屋で取り寄せはしない。
    今ある在庫の中から自力で見つけ出すことに喜びを感じるからだ。

    すぐさま購入したかったが、昨今の物価高は本にも影響している。
    しかもそれらの他に、気になる本もあって、今欲しいのは計6冊…。

    私は悩んだ。
    さすがに悩んだ。


    悩み抜いた末に、その日は厳選した3冊購入した。
    満足である。

    そして、その2日後。
    やっぱり欲しくなって残りの3冊も購入した。

    先手必勝。
    旦那には、ずっと探してた本が同じところに並んでたんだよーー!運命だーー!と自分から報告した。


    私の本棚がまた重くなった。
    幸せである。

     
     
    子育て、仕事、夢。 日常の気持ちを、エッセイに。 笑ったり、怒ったり、悩んだり。 暮らしの中で生まれた素直な気持ちを書いています。 ときどき、短編小説も。 エッセイと小説で、 「この人の文章、好きだな」と思ってもらえる書き手を目指しています。 エッセイ・短編小説|ひよこ豆

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