
休職中に、美容室へ行けないわたしは、今日も裸で髪を切る
「カオスやな」
そうつぶやくことは日常であまりないだろう。
*
休職中は日常生活に支障がでる。
寝れない、外出できない、風呂入れない・・・など色んな事に悩まされる。
散髪の問題にも悩まされました。
髪の毛って伸びるんですよね。
当たり前だけど。
いつものカットよりペースは遅くなるけど、
それでも2、3ケ月放置したら結構伸びる。
いつもの美容室に行けばいいけど、なんか行く気になれない。休職しているし。
美容師さんと話すのも面倒くさいし。
外も出れないし。
そんな時、急に妻から、まさかの提案がありました。
子どもと一緒に切るから風呂場きて
マジ?子どもと一緒に?
というか、子どもを切った後に、わたし。
あくまでも子ども優先。
わたしはバーター。
ボサボサに伸びきったわたしの髪の毛をみて、妻も限界を感じたのだろう。
別に、休職してるし髪型なんてどうでもいい。
どうせ外にもあまり行かないし、黒のキャップかぶるし。
その提案を受け入れた。
しかし、これが地獄の始まりだった。
*
まず、風呂場の室温。
季節は冬だ。わたしの地域はマジで寒い。
風呂場の外に簡易ヒーターを置くが、それでも寒すぎる。
つぎに、服。
美容室では、切った髪が服につかないよう、あのシャカシャカのエプロンみたいなやつを装着すると思う。名前がわからないが。
あれが無い。普通の家には置いてない。
切った髪が服につくから裸になってと言われた。
上の服を脱ぐ
下のスウェットも脱ぐ
かろうじて、パンツだけは許可をもらう。
(女性の方下品な描写すいません)
パンツ一丁。
パンイチ姿になった。
最後の仕上げが、透明のごみ袋。
それを、かぶる。
ごみ袋とは、ごみ箱にセットして、ごみを入れるための袋だと聞いたことがある。
頭の部分をくり抜いて、パンイチ男が、ごみ袋をかぶった。
これで準備完了。
ようやくカットに入る。
わたしはガタガタ震えている。
「カオスやな」
わたしは、そうつぶやいたが、妻は笑いながら切っていた。狂気の沙汰だ。
当然、うまく切れるわけもないんだ。
素人だから。
カットする時、たまにめちゃくちゃ痛い時がある。ハサミも子どもの髪を切るためのものだ。
美容師さんのカット技術のすごさを再認識した。
髪の毛もガタガタになった。
前髪もそろっている。
腰も痛いし、風邪ひきそう。
でも別にどーでもよかった
虚しさは一定ラインを超えると、何も感じなくなるらしい。
休職中は仕方ない。
これを我慢するしかない。
いや、文句を言える立場ではないのだ。
とりあえず、
ただ髪の毛を短くするということであれば
これで成功なのだろう。
*
このカオスな状況を、AIに画像作成してもらったことがある。

うん。
このイラスト通りで修正するところは無い
復職して2年経ったいまも、実は妻に風呂場で髪を切ってもらっている‥
それが一番カオスだったりして?
*
ちょっと日常生活できないことが増えて、気分が落ち込んでるあなたへ届きますように

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