
おちょぼ口のかわいいやつ(カワハギ釣りの話)
今年3度目の船釣りは、この季節人気のカワハギ釣りに挑戦した。
実はカワハギを食べた記憶がなかった。
「冬のカワハギの肝が最高!」とか「やっぱ肝醤油だよね!」とか
そういったワードは聞いたことがあるにはある。
はて、どう肝が最高なのか。と想像がつかずにいた。
準備の段階では夫からどんな釣り方なのか、エサは何を使うか、カワハギの特徴はどんなことかなどを聞いていた。
そして釣具屋へ仕掛けを買いに行き、お店のポップでイメージを膨らませた。
それから自主練のステップへ。
釣りチューバー(その名前のカテゴリーがあるかどうかは未確認)の方々の、カワハギ釣りのレクチャーを色々見てインプットしてみた。
釣れた時の処置についても学んだ。
脳締め(神経締め)と血抜きをすると鮮度が保てるということだ。<これはカワハギに限らずではあるが>
カワハギはとってもおちょぼ口。だけどその中の歯はギザギザしていて一度かかったら釣り針が曲がってしまうことも多く、1回1回針を変える釣りだそうだ。
その針の変え方も練習してみた。
ここまでが前日までの自主トレ。
それでは、いざ海へ!!
船釣りの好きなところは、朝、港にたくさんの漁船が停泊しているところに
まだ暗いうちから釣り人がワイワイと乗り込み、次々にそれぞれの漁場に船が出ていく姿が何とも言えずかっこいい。
まさに「船出」を感じる瞬間で、毎回大好きなBobby Darin の Beyond the sea を頭の中で大音響で鳴らしている。
息子には私の葬送にこの曲を流してくれと頼んでいる


出船までに仕掛けを整え漁場へ向かう。
この時間が何とも言えない。
漁場につきイメトレしてきたことを実行していく。
手探りでいろいろやってみる。深さは?誘いは?
あのカワハギのおちょぼ口がつついてくるかすかなアタリを感じながら合わせの時を待つ。
何度か試してやっと1枚目のヒット。

何度か場所を変えながら3枚目に大物がくる。
水深30mくらいの所から揚げるまでかなり重たい。

この後もゆるりとアタリがきたり、エサ取りにやられたりしながら5枚揚げることができた。二人で9枚。
夫と食べられるだけの量ということで良い感じだと思う。

この日はカワハギ鍋。大きいものは刺身にして肝醤油につけていただいた。
カワハギの味はふぐに例えられるが、その意味がやっと分かった。
繊細な身の味は臭みもなく癖もなく、とてもおいしかった。
そして肝は皆が言うように「肝最高!」と思わず言ってしまうのがわかるような上品さの中に存在感を感じた。
カワハギはとてもおとなしい魚で、釣り上げられた後も暴れず、されるがままにいる。
この見かけの可愛さとおとなしさで、占めるのがかわいそうになってしまう。
そこをぐっと堪えてありがとうと声をかけながら無駄なくいただくことにした。
翌日はアラで出汁を取り、お味噌汁にした。

毎回釣りで思うこと、それは自然の中で命をいただくということを大事に向き合うということ。
これからも無駄にすることなく感謝しておいしく頂きたいと思う。
それから・・・・
アラ汁を食べたらカワハギの頭の中に小さな白い玉がいくつか入っていたのだけどこれは何なのだろう?
ググっても出てこない。
知っている方がいたら是非教えてください。
今日も自然に感謝。
命に感謝。
お付き合いいただきありがとうございます。