
柑橘の香り
母:パンケーキできたよ〜
この声で目が覚めました。
朝です。というかお昼です。
そうか、日曜日の、パンケーキか。
今日のパンケーキにはレモンが入っているみたい。なんて素敵。わくわくです。
わし,妹:美味しい〜!!!
美味しい。美味しいです。
レモンの皮も入っているから、香りがすごく立っています。
わしやっぱり、柑橘の香りが好きなんですね。すごくホッとするというか、落ち着きます。
そういえば昔、お姉ちゃんやお兄ちゃん、要するに長子は、柑橘系の香りを好みがちなんだよ、って母さんに教えてもらいました。
わしも例に漏れず、みたいです。
ここ3日間ほどは先日作ったウィークエンドシトロンをちょこちょこと摂取していたので、とても幸福指数が高かったです。
家族にもとっても好評で、嬉しかったなぁ。
お兄ちゃんお姉ちゃんにあたる人、普段から気を張りがちな人、ぜひ作ってみてください。柑橘系のアロマとかを持ち歩くだけでもふわっと落ち着けると思う。
朝から、というかお昼からレモンの香りに包まれて、体が満ち満ちています。
今日のお出かけは久しぶりに、しっかりメイクをしちゃおうかしら。
コンシーラーをぬりぬりして、目元に温かみときらめきを施し、頬は少し焦がして、くちびるにうっすらと血を通わせて。
完成です。うむ、かわいい。かわいいぞ。
きっと人様から見ると、決して垢抜けてはない。けれどもわしは、自分のご機嫌をとれる見た目になれている。
鏡に映るたび、かわいいやん、って少し気分を上げられるくらいの、そんな見た目になれるのです。これはとても凄いこと。
そんなかわいいわしが目指すのは、お気に入りの本屋さん。
定期購読している文芸誌が届いたとのことで、受け取りに向かいます。
母さんの運転で。いつもありがとうございます。
到着。
MINOU BOOKSさんです。
毎回、店内を舐めまわすように徘徊しちゃいます。そして絶対に予定になかった本をお迎えしちゃう。
なんだろう、じっっっくり本とコミュニケーションが取れる本屋さんというか。
行くと、必ず呼ばれる本があるのが嬉しくて。
スピじゃないよ。やめて、怖がらないで。
きっと本好きさんには共感してもらえるはずです。いまこの本に呼ばれた!って感覚。
今日呼ばれたのは、のせななさんの『水平線を歩く』です。
出兵前の青年兵たちが遺した遺書に、のせななさんがお返事を綴っていく本、だそう。
きっと苦しくなる本なんだろうな。
読みます。これからじっくりと。
あとは文芸誌の『アンデル』を受け取って、撤収。ふふん、最近は文芸誌がちょっとしたブームですよね。
『GOAT』の最新号も、近々お迎えせねば。
空気も気分も湿りがちだけれど、朝のレモンパンケーキのおかげで、今日はいい日になりました。
梅雨の時期のラッキーアイテムは、星座も血液型もお誕生日も関係なく、みな押し並べてレモンなのでは。
過言です。失礼いたしました。
でもきっと、少しだけ、日常が軽くなる、かもしれません。