
孤独から抜け出す方法をずっと考えていました
欲望のないボクは
ただここで生存するために
それはそれは空虚な
毎日を過ごしていました
けれど
ある日突然現れたあなたが
バタバタと階段を駆け上がり
パリへ行こう!!
とボクの部屋のドアをノックしたんです
ボクは涙が止まらなくなり
手が震え
立ち上がれなかった
やっと長い孤独から抜け出せた気がしました
あなたのその欲望を
ボクに分けてくれてありがとう
生きようとすればするほど
人は不器用になり
感情が巡り
傷つけ、傷つけられる
それでも今、ボクは
あなたとパリのためだけに
働いて、働いて
働いています
あとがき
孤独というのはとてもとても根が深く
長い人生をかけても
抜け出せないものかもしれないなと思います
私は常に方法論のようなものを探していて
夜も眠れないほどです
そして、現時点では
「欲望を分け与えること」
という答えに辿り着いています
ただ与えるのではなく、分けること
私は周囲にすごく愛されているんです
それを認識する心の余裕もある
なので、時々ポキっと折れそうになる生命線を
なんとか元に戻すことができます
なのにこんなにも孤独を感じるのは何故だろう
きっと
生きる方向を向く小さな衝動が
足りないのかも
誰かに愛されることは
生き延びる力になります
でも
誰かとこんな景色を見てみたい
と思えることは
生きていたいと思う力になる
パリへ行こう!!
そうなふうに欲望をお裾分けされたとき
人は少しだけ孤独から抜け出せるんじゃないかな
と思います