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芋出し画像

うちの矎容宀、みんな分かっおなかったんだろな

    どうも、山吹誠やたぶきたこずです。

    僕が働いおた矎容宀、けっこう高玚店でしお。


    銀座みたいなのじゃないけど、
    地域トップクラスの料金。

    ひっきりなしに
    おばちゃたリピヌタヌが列をなすサロンは

    毎月、高い利益率を誇っおいたした。


    矎容の技術にだけ、興味があっお
    矎容業界に飛び蟌んだ山吹少幎。


    孊生時代、
    自分の髪の毛ずか週1で染めおお。

    ほんず、それだけに興味があった。


    だから、

    接客ずか掃陀ずかはキラむ、

    ひたすらに技術を知りたかったんですね。


    ある時、6幎目の先茩に聞きたした。

    「店長がやる刈り䞊げは
    どうしおあんなにキレむなんですか」


    するず

    「センスだよ」


    なるほど   

    こんなこずにも気付かないなんお
    僕はなんお未熟な矎容垫なんだ 

    仕事、面癜い 


    今床は8幎目の先茩に

    「6幎目の先茩は
    どうしおあんなに動きがキレむなんですか」


    するず

    「センスだよ」


    なるほど   

    こんなこずにも気付かないなんお
    僕はなんお未熟な矎容垫なんだ 

    仕事、面癜い 


    今床は2幎目の先茩に

    「8幎目の先茩は
    どうしおあんなにカットが早いんですか」


    するず

    「センスだよ」


    なるほど   

    こんなこずにも気付かないなんお
    僕はなんお未




    もうええわ。

    『分かっずらん』のやろ

    高い金取っおんのにこれかよ。


    い぀しか僕は、懐疑的な目で、
    サロンメンバヌのこずを芋るようになりたした。

    矎容垫なのに、技術が理解できない 

    こずに、理解ができたせんでした。


    その埌、色々あっお
    仕事は蟞めたんですんが 


    埌々になっお考えお、

    僕の䞭では1぀の結論にたどり着きたした。

    い぀も同じ集団に囲たれおるず
    自由な発想を倱うんだな

    おこず。


    入瀟1幎目の僕の䜜品が

    瀟内コンテストで
    いちばん目立ったこずがありたした。


    サロンの先茩たちは

    「なんおセンスだ」
    「すごいセンスだ」
    「ちょっずセンス悪い」

    嬉しいアンチたで生む圱響力


    䜕をしたのかっおいうず、

    りィッグの顔面に
    新聞玙を貌り付けたんです。


    バックダヌドにおいおあった新聞玙、
    ニュヌス蚘事のずころをガサッず持っおきお、

    『わいせ぀』

    の文字を、顔面のど真ん䞭に配眮。


    シリコン補の顔面に
    普通のスティックのりでなんずか貌り付け、

    濁った赀で染めた髪の毛を長く垂らす。


    コンテスト圓日に髪の毛を切るず
    『わいせ぀フェむス』が正䜓を衚す仕組み。


    前日、めちゃくちゃワクワクしおたしたね。

    これが俺のセンスだ


    圓日。

    開堎は静寂に包たれおいたした。


    ”䞋品”が蚱されない瀟颚だったもんですから、

    誰もが

    あれ、やばいんじゃ   

    ずいう顔で
    僕のテヌブルに芖線を䞀点集䞭。


    なんでこんなに静かなのか、
    圓時の僕にはちっずも分かりたせんでした。


    え、なんか党員に芋られおる 

    誰も身動き䞀぀しない 

    もしかしお僕、なんかやっちゃいたしたぁ


    なんだかわかんないけど

    ずにかく、危機を察知しお
    汗だくだくになる僕 



    しばらく静寂が続いお   




    「パシャ」




    䞀県レフカメラのシャッタヌ音。


    僕もよく知る
    他店舗のオヌナヌ圹員が、

    僕がりィッグを切り進める姿を、

    遠くから、
    至近距離から、

    䞀心䞍乱に撮圱し始めたんです。


    その瞬間、開堎党䜓がムヌブメント。


    開堎䞭に歓声が響き枡り、

    僕の持ち時間が終わり、退堎するたで
    それが止むこずはありたせんでした。


    『あれっお、認められおいいものなんだ』

    ずいう、倧衆の声が聞こえた気がしたした。


    個が、個を忘れる。


    これは䌚瀟ずいう”集団”においお
    普通のこずなのかもしれたせん。

    『自己同䞀性』に近いですね。


    自分が自分であるこずを忘れる。

    自分の意芋集団の意芋。

    集団が認めないなら、自分も認めない。

    集団が声を䞊げないなら、
    自分はどう出おいいか分からない。


    こんな颚土で生掻しおたせんか


    僕は30回以䞊転職したけど、
    1床たりずも、

    こうじゃなかった堎所は芋たこずがありたせん。


    どこに行っおも必ず、


    瀟長の刀断が絶察。

    リヌダヌの刀断が絶察。

    珟堎の雰囲気が優先。

    自分から䜕も発信しない。


    意思を持たない肉の塊が
    同じ屋根の䞋でひしめき合っおいる。

    それが䌚瀟である。


    䌚瀟ずいうモノから離れお暮らしお
    長いこず経ちたすが、

    圓時を思い出すず
    未だにこう思えおなりたせん。


    自分が生み出した発想なんだから
    自分で認めおいい、ずいうこずを

    どうか忘れないでほしいです。


    自分が、自由な発想を
    蚱されるべき存圚であるこずを

    忘れないでほしい。


    個は、個を忘れおはいけない。


    それこそ僕みたいに

    「働きたくねヌ」

    も、蚱されるべき䟡倀芳なんですよ。


    人生を倉える決断の時ずか、

    自分を裏切っおしたうかもしれない瞬間ずか、


    意思を他人に委ねるようなマネはしないで。


    あなたはあなたであり、
    それはあなた自身が認めるべきです。


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