日輪 ~終わらない戦後を引きずって~
ハルビンから引き揚げてきた母子が、日本の社会でどう生きたかを追ったものです。何とか、土地を確保してバラックを建てるも、口減らしのために娘を姉の嫁ぎ先に預ける母親。生活が安定し、子供たちが成長して独立したのも束の間、母親は病気で帰らぬ人に。遺されたのは、利用価値のない土地と建物でした。家の周囲にはサルやイノシシなどの野生動物が出没して主役交代が進む中、相続税・固定資産税が娘にのしかかってきます。年老いて自宅階段から落下、重傷を負った娘がいまわの際に見た光景とは―—
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