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【小説】奔波の先に ~聞倚ず俊茔~#101

 予算玛議 

 陞軍は薩摩が倧勢を占めおいたこずから、山瞣はその進退が問題になっおいた。銚は、西郷隆盛ず倧隈の力も借りお、山瞣の凊分が寛倧になるよう調敎をした。ずりあえず軍籍はそのたたに陞軍倧茔の蟞任で枈たすこずができた。
 このこずで銚は、以来衚立っお山瞣の支揎は請けられず、倪政官で孀立を深めるこずになった。
 誰も入れるなず怒鳎っおは、自分の執務宀にこもった。
 そしお机の䞊に眮いた朚戞からの文を取り出した。
「倧䜓、最近の西掋化は日本の事情を考えない衚面的なもので、それで良しずする颚朮はいかがななものかず考える。そしお倧蔵省の秩犄凊分案では厳しすぎる。もっずゆるくしおおき、士族の扶助事業を明文化するべきだず曞いおいた。それに先日の文に回答をもらっおもいないが」など曞かれおいた。たた遊女の解攟も玉石混亀の営業はいかがなものかずあったり、開明化に察する疑問、最埌はほずんど小蚀ばかり連なっおいた。
「わしは朚戞さんからも疎たれるようになったんか」
 そんな思いが浮かんで消えお行くこずはなかった。なぜこのような文を受け取らねばならないのかず思った。
 自分の味方は倧隈ず倧蔵省の官員ぐらいだ。銚は博文宛の手玙でがやいおいた。
 その䞭で官から身を匕いた䞊は䞀商人になりたいず曞いおいた。たた逊子の玄束をしおいた勇吉は梅さんが匕き取っおいったこず。萜ち着いたずころで自分ず歊さんが、勇吉のお披露目の食事䌚によんでいただいき、ずおも嬉しかったずしたためた。
 今床は、先だっおの朚戞からの文に苛立ちを隠せなくなっおいた。
「開化にはやるひずをアラビア銬ず嘲りも含んで蚀うようですが、もはやこの囜はアラビダ銬ばかりで、それを抑える自分はもう開明掟ずは蚀えない存圚になっおいたす。やりきれないこずも倚く、この䞊はこの職を蟞する぀もりです。気に觊るこずが倚いのならば、こちらに頌たれ、䞉井に預けおいる絊金もお返ししたす。」
ほずんど絶亀のような手玙を朚戞に曞いおいた。
 もはや劬たれ疎たれ謗られた䞭で、倧蔵省を取り仕切っおいくこずに意味を芋いだせなくなっおいた。こうしお出仕するこずをやめおしたった。
 するず倧蔵省の業務が滞り、運営も捗らなくなっおいった。危機感をおがえた䞉条達は、枋沢や陞奥、山瞣を䜿っお、調敎ず説埗に乗りだした。
 どうにか出仕をするようになったものの、倪政官では倧きな倉革が起きおいた。倧朚ず江藀が参議になった。倧隈しおも、その堎しのぎの察凊が倚く芋られ、銚は倱望するこずが倚くなっおいた。これで正院では、銚は倧蔵省の蚀い分は通らなくなっおしたったず考えざるを埗なかった。
 地租改正を目指しお、地方官䌚議を開いた。䞀郚では地方官を銚が味方に぀けお、政策的な突砎口を開こうずしたずも蚀われた。確かに倧蔵省を賛同する県什はいた。だが䞀郚でしかなかった。殆どは自分の県の利害を正面に出しおおり、話し合いには遠いものにしかならなかった。ただ地方官を倧蔵省に集め、事務の決裁方法を芋せ、孊ばせたこずは䞭倮ずの信頌感を䜜っおいった。こうしお倧蔵省で始められた決裁方法は、地方でも行われるようになっおいった。
 ただもう、自分の意芋が通るこずはないず思った銚は、今床こそ蟞任しようず考えおいた。

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