メインコンテンツへスキップ
見出し画像
Photo bylikeabird

3日連続悪夢を見て、先輩との共通点がまたひとつ見つかった今日のはなし。

    起きたての目をこじ開けてベッドの上で見たデジタル時計は、15:25を示している。

    クリーム色のカーテンのせいだけでは無い。窓から入る光が薄いセロファンのように、部屋全体を黄色く染めて、夕方の気配を漂わせている。

    もう一度時計を確認する。

    無慈悲にも、15時を過ぎた時間であることには変わりなかった。

    今日、休みじゃないよね?仕事だよね?私の仕事はいつもと変わらず8:30からだよね?

    ぞっとした。

    *

    ぞっとしたところで目が覚めた。

    夢であったことに心底、安堵した。

    3日目だ。寝覚めの悪い朝を迎えたのは。勘弁してくれ。

    昨日は、38.1度の熱が出てゾッとした夢。

    その前は、誰かに泣きながらキレている夢。ゾッとはしなかったけれど、非常に疲れた。

    *

    先輩に今日見た夢を話そー、と思いながら出社。

    おはようございますの後に、先輩は

    「今日、遅刻する夢見たんだよね」と言った。

    ちなみに先輩の見た時間は10:10だったらしい。

    私より早いじゃん。

    *

    終業時間を待っている間の雑談で、本日2つ目の共通点を見つけた。

    『錆びた釘を踏み抜いたことがある。』

    痛い話なので苦手な方は避けてください。

    先輩は中学生の時、弟のタロウが階段にフィギュアと一緒に並べていた錆びた釘を踏み抜いた。

    私は小学5年生の時、放課後に友達とカナヘビを探していて裏返してある古いスノコの錆びた釘を踏み抜いた。

    破傷風予防のために、傷をぐりぐりされたことを話しながら、笑った。

    *

    ヤマもオチもない、ふつうの今日のはなし。

    春瀬 蒼





    この記事が参加している募集

     
     
    ’95|いつか、愛おしい日々だったと思えるように。

    あなたへのおすすめ