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カヌテン父ず息子の30幎ずる䌑みず蚀われた日から

    閉ざされたカヌテン

    なじめなかった転校先

    コヌタロヌが転校したのは小孊校6幎生の時でした。

    朝になるず「お腹が痛い」ず蚀っお登校を枋るようになりたした。コヌタロヌは新しい孊校、友だちになじめなかったのです。
    孊校を䌑んだ日は朝は䜓調が悪くおも、午埌には元気なこずが倚いのです。

    ある日のこずです。
    クラスメむトのリョヌタが担任に頌たれたプリントを持っお自宅を蚪ねおきたした。元気そうなコヌタロヌを芋お、リョヌタが蚀いたした。

    「ずる䌑みしおサボっおいる」

    その日からコヌタロヌは1日䞭、郚屋のカヌテンを閉め切ったたたになりたした。

    コヌタロヌの時間は止たり、呚囲では30幎ずいう時間が流れるこずになろうずは誰が想像できたでしょうか。

    コヌタロヌの父芪は教垫

    コヌタロヌの父芪、コヌゞは教垫でした。
    「䞍登校は恥。教垫の子どもなのに」ずいう思いから無理にでもコヌタロヌを登校させようずしたす。
    「なぜ孊校ぞ行かないんだ」ずコヌタロヌを責めたのです。
    教垫ずいう䜓面を気にしおいたのです。
    圓時は仕事にやりがいを感じ、
    情熱を泚いでいた時期でもありたした。
    コヌゞは仕事ぶりが認められお
    やがお教頭ずいう立堎になりたす。

    荒れおいくコヌタロヌずコヌゞの苊悩

    コヌタロヌの䞍登校は䞭孊生になっおも続きたした。
    コヌゞはコヌタロヌの意向も聞かずに通信制高校ぞ入孊させたした。
    7幎圚籍したしたが、単䜍も取れず自䞻退孊ずなりたした。
    そのころから、コヌタロヌは自宅の壁や扉に穎を開けたり、物を壊したり暎れるようになりたした。

    「なにもかもがうたくいかない」
    コヌゞは焊燥感でいっぱいでした。

    ちょうどそのころ、PTAの圹員から「先生の子育おの話をしおほしい」ずいう講挔䟝頌を受けたした。
    コヌゞは䞍登校の息子がいるこずは誰にも蚀っおいなかったので、適圓な理由を぀けお䟝頌を断り、
    のちに䞀般教員ぞの降栌を願い出たした。

    コヌゞは65歳で教職を退きたした。
    コヌタロヌは30歳を超えおいたした。
    あの日からカヌテンを閉め切ったたたです。

    コヌゞの倉化ひきこもりの家族䌚

    ようやく「教垫」ずいう鎧を脱いだコヌゞはどうしたら珟状を倉えられるかを考えるようになりたす。

    そしお、むンタヌネットで
    ひきこもりの家族䌚の存圚を知りたした。

    専門家の蚀葉がありたした。
    「ひきこもりの子を持぀芪は、自身の子育おが吊定されたような気持ちで
    傷぀いおいたす。このたたではいけないず思い぀぀問題から目を背け、盞談できず、10幎、20幎経っおいるこずは珍しくはないのです」

    自宅近くで家族䌚の集たりがあるこずを知ったコヌゞは参加を決めたした。
    コヌゞは䌚員たちがそれぞれの䜓隓や悩みを打ち明けおいくのを聞きたす。

    そしお、初めお自分も人前で息子のこずを語ったのです。
    「みんなが率盎に語っおいたので、自分も自然に話せた。救われた思いがした」

    コヌゞの気づき

    コヌゞは毎月のように家族䌚の䌚合に出垭したした。ひきこもったこずのある人の話も聞くうちにコヌゞの心に初めお埌悔の念が湧いおきたのです。

    「孊校ぞ戻そうず『普通のレヌル』などどうでもいいこずだった」
    「䞀番苊しいのはひきこもった本人だ」

    コヌゞがコヌタロヌぞ「申し蚳なかった」ず告げるずコヌタロヌの暎力は次第におさたり、衚情も穏やかになっおきたした。

    珟圚の父ず息子

    父の倖出の理由

    コヌゞは74歳。コヌタロヌは41歳。コヌゞは毎朝午前9時ごろになるず、
    コヌタロヌの郚屋の前に立ちたす。
    そしお、「行っおくるよ」ず声を掛けたす。返事はありたせん。
    コヌゞは車でどこかぞ出かけたす。

    「家にだれもいないず、コヌタロヌは自分の郚屋から出お、居間などで気楜に過ごすんです。そうした時間を増やしおあげたいのです」

    コヌゞは時間を぀ぶしながらスヌパヌなどで買い物をしお昌過ぎには自宅ぞ戻りたす。

    父の䞍安

    コヌゞはコヌタロヌにも家族䌚ぞの参加を勧めおみたしたが、反応は銖を暪に振るだけでした。
    「働いおほしいずは蚀わない。いずれは芪の幎金に頌れなくなる。食事の䞖話や掃陀をしおくれる人もいなくなる」

    コヌタロヌの぀ぶやき

    暎力も収たり、衚情も穏やかになったコヌタロヌが最近コヌゞに぀ぶやくように蚀いたした。

    「人生を取り戻したい」






    【終わりに】

    私たちにできるこずは、
    コヌタロヌのような子どもを、
    コヌゞのような芪を増やさないためにはどうしたらよいのかを共に考えるこずだず思いたす。

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    日垞の䞭でふず立ち止たった瞬間や、心に残った違和感を蚀葉にしおいたす。考えたこずの断片を、゚ッセむや短い物語ずしお静かに眮いおいく堎所です。返信やフォロヌバックはゆっくりですが、いただいた蚀葉はすべお読んでいたす。

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