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Photo bytravelyuka

気球が飛ぶ朝に、爽やかに大湿原と格闘して経験を積んだ話

    初めて盛大に、生後2ヶ月の息子のウンチが背中漏れした(大事件)

    まじかよ!!!!!!!!

    朝活5日目の今朝、初めて自分の意思でアラームを止めて起きて、優雅にチャイを淹れて朝の自分時間を楽しもうとしていた矢先、

    ウンチが漏れた!!!!!!!

    なんで?

    ことの発端は、朝活を終えて静かにノートを書いていたときに「ふぇぇぇぇんんんん」と寝室から生後2ヶ月の赤ちゃん(ニックネームはこびさん)の朝の雄叫びが聞こえたこと。

    同じ部屋で寝ていた夫が「こびさーん」と寝ぼけながら声で呼びかけるも、こびさんの構ってくれよ!!!という強い意志を含んだ「ハスハスハスハス」息遣いは止まらない。声なんかで鎮圧出来るわけがない。

    朝活を始める前の自分なら、朝はベッドに背中はりつけの刑に処されているので(眠すぎて起き上がれない意)、確実に「んぁぁぁ!寝てろよぉぉ」と思ってしまっていたが、

    幸運なことに、今朝のわたしは無敵である。

    なぜなら自分の意思で起きて、優雅にチャイを淹れて冬晴れの朝日が美しいリビングで、ひとり物思いにふけっていたから。いま住んでいるメルボルンでは晴れた朝に気球が飛んでいる。温かいチャイを飲みながら気球を眺める…シチュエーションだけで優勝。

    全力の笑顔を携えて寝室へ向かい、「こびさん、どうしたの〜起きちゃったのー?おはようぅぅぅ」と普段より2オクターブくらい高い声で、爽やかに挨拶をして颯爽と抱き抱えてリビングに向かった。

    最近のこびさんであれば、朝起きてしまっても、穏やかに抱っこしていればまた安心して眠りに戻ってくれる…

    はずだったのに。

    今朝はなぜか腕の中でも寝落ちせず、穏やかにウンチをなさっていた。

    サイレントに。

    いつもはめっちゃ踏ん張るやん。いきむやん。ウンチ前の儀式どこいったんや。

    産後めちゃくちゃ嗅覚が鋭くなっているので、すぐに香りに気づいた。余談だけれど、離乳食前の赤ちゃんのウンチはお米が炊けたような香りがする。(ご飯中の方がいたらごめんなさい)

    「あらぁ〜、朝からウンチできたの?えらいねえ!」

    まだ余裕500%なので、ここでも穏やかで優しい声かけを忘れない。

    だが、ここで違和感に気がつくべきだった。
    縦抱きしている姿勢でウンチしたのに、背中に手を回すとなぜかモチャッとした感覚があった。例えるならば、溶けた保冷剤を触ったみたいな感覚。

    ん?と思ったけど、穏やかマシマシな朝なので、そのままおむつ替えポジションに移動した。脚を広げても見た感じ、オムツにも違和感はない。

    いつものようにおむつを替えようとしたら…

    そこには世界最大の湿地帯「パンタナール」顔負けのウンチの大湿地帯が広がっていた。ただ残念なことにこんなに透き通っておらず、絵の具ぶちまけたくらい黄色かった。

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    南米大陸のほぼ中央にあり、ブラジル、パラグアイ、ボリビアにまたがる世界最大の湿地帯「パンタナール」
    いつか行ってみたい。

    https://tori-dori.com/latin-america/2020/02/04/37837/

    綺麗に描写しようと努めたが無理だった。なんせ相手は背中に堂々と漏れたるウンチである。

    「Oh....」

    さすがの余裕5000%だったわたしも、産後初めて経験する背中漏れ。目の前に広がる黄色い景色に確実に動揺し、一瞬いつもの産後限界ママに戻りそうになった。

    こ、これが背中漏れってやつか…

    産後に荒ぶるメンタルを癒す、心のオアシス「たまひよ産後ママコミュニティ」でよく飛び交うこのエピソード。

    これまでは他のおうち大変だな…って他人事だったけど、ついに我が家にもやってきたか。

    しかし、初めてにしては漏れる量えぐくないか?
    「ちょびっと漏れちゃった、てへ!」みたいな状況じゃない、幼い赤子の背中全面に漏れとるやないか。

    ママ友に譲ってもらった可愛いお洋服が、見るも無惨に黄色に染まっていた。

    スッキリしたのか、こびさんは笑顔で「アーウー」と嬉しそうに声を出してバタバタと手足を動かす一方、わたしは声にならない叫びをあげて逃げ出したくなった。しかしながら、黄色の大湿原(ウンチ)に沈みゆく我が子を前に、母は逃げ出すことなんて出来ない。

    しかし動揺は隠しきれないので、とりあえず自分の余裕を取り戻すために

    でっかい声で笑いながら片付けることにした(怖い)

    ゲラゲラ笑いつつ、「すんごいことになってるね!どうしようかな!まずは何から拭く?」と言葉の分からない赤子に向かって語りかけ始めた。

    状況をよりよく確認するため、こびさんの足元に自分の身体をくっつけた矢先、

    わたしのパジャマも被弾した

    「…ウォァァァァ、アッ!!!」

    さすがに声が出た。まじか、まじかよ。
    パジャマ中心部、ボタン部分が縦に黄色に染まった。

    😇

    この顔文字以外に、この時の感情を表せる術をわたしは知らない。

    それでもわたしは笑い続け、こびさんに話しかけ続けた。洗い物が一枚から二枚に増えただけのことである、もはやなんてことはない。

    それよりも大事なのは、どうやってこのウンチをお片づけするか。これ以上被害を広げないよう、安全かつ最善最速で。

    息子の可愛い身体に迫り来る黄色い大湿原を前に、頭の中はスーパーサイヤママと化していた。

    話しかけ続けていたのは、もちろん息子のためなんだけど、本当はきっと自分自身の平穏さを保つためだったんだと思う。

    朝からお呼びでない黄色い大湿原は、無事にゴミ箱に葬られた。

    犠牲者は、お洋服2枚と母のパジャマ、そしておむつ替えシートである。初体験にしては最小の被害で済んだのではないだろうか。なんせ、母である自分のメンタルは揺るがなかった。自分を褒めちぎりたい。

    また一つ、母としての経験値を積ませて頂いた。
    次もなんでもかかってこいや。

    ウンチは漏れたし、せっかくのチャイは冷めた。

    それでも、朝早くからわたしの気持ちはなぜか晴れやかだった。

    ただひとつ解せないことがあるとすれば、「縦抱きしていたにも関わらず、なぜ背中に向かって漏れたのか」ということだ。我が家の赤子の周りだけ無重力空間なのかもしれない…

    (先輩ママパパ、教えてください)

    追記
    無事にお洋服のウンチは綺麗に落とせました(ホッ)

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