遠い記憶 第一話宮島廣子2021年2月12日 22:55東の道路と、南の道路の角の家。両面に面した窓、その脇に無数のタバコが並ぶ、窓の外には、人が行き来する。六畳ほどの、部屋だったろうか真ん中には、おこた。その奥にも、六畳ほどの座敷、その間に、玄関 おこたの北側に台所と土間その北側に、五右衛門風呂。祖母が、ほら食べんねと、食パンを焼いてマーガリンに砂糖をまぶし、塗ってくれた。祖父は、優しく目を細めていた。ただ、父と言う人の姿は無かった。母と言う人の顔も無かった。それが、私の記憶の始まりである。#小説#家族#記憶#自分史#宮島廣子#小説#家族#記憶#自分史#宮島廣子