
祈りを積み重ねるように。子供への言葉かけ/未来のためにできること
私が未来というものを強烈に意識するようになったのは、紛れもなく我が子をこの手に迎えた瞬間からだ。
子供を産む前は”今”だけを意識して生きていたように思う。
未来のため、というあれこれにも興味はあったけれど、未来のためというよりは”これをしている今の私イケてる”という感覚だった。
そんな私も出産を経験し、私の未来ではなく子供の未来を強烈に、鮮明に意識するようになった。
子供がより良い未来を生きるために、私ができることをしたい。望む世界を作ってあげたい。
この子がたくましく人生を謳歌できますように
将来生きる場所がこの子にとって穏やかで優しくありますように
願わくばたくさんの幸せな出来事に包まれますように
どうかどうか...
とはいえ、この子の世界はこの子が作るものだし、世の中の常識や仕組みは誰かひとりで作るものではない。
親として私が、小さな未来のためにできることは
この世の荒波をしなやかに越えていく力をつけてあげることだけ。
だから私は、子供に言葉をかける時に小さな祈りを込める。
「楽しいね」
一一一日常の楽しさを見つけ続けられますように
「頑張ったね」
一一一色んなものに好奇心を持てますように
「行ってらっしゃい」
一一一自分の居場所を作れますように
子育てとは、祈りを積み重ねるようなものだと思う。
叶えたい未来に向かって頑張り続ける!という強い意志とは違って「こうなったらいいな、こうであってほしいな」というもっと柔らかなもの。
この子には、色を聞いて、音を見て、風を味わっている今の世界を、守り育てていってほしい。
だから私はただ、ひたむきに、言葉に祈りを込める。
私が積み重ねた祈りが、いつか大きくなった時にこの子にとってお守りのような存在になっていてくれると嬉しいと思う。
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