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【縁側小話】みんなでおにぎり

    みわくに

    🦎🎀「今日はみんなでおにぎり大会だ!」

    突然そんな事を言いだした城主。

    一同、首を傾げたが、
    それも楽しいかと全員参加することに。

    張飛「なんで、おにぎりなんだ?」
    🦎🎀「前作ったとき、歪だって笑われたから」

    張飛「ははは!今回は三角になると良いな!」
    🦎🎀「むぅ」

    張飛の言葉に、城主が気合を入れる。

    🦎🎀「リアンも一緒にするんだよ」
    🦜🎀「え、私も?羽根で握れるかな?」

    🦎🎀「リアンなら、できる!」
    🦜🎀「その信頼、なんなの?」

    苦笑しながら、リアンも参加することになった。

    諸葛亮「おや、相棒殿もご一緒ですか?」
    🦜🎀「羽根で握れるかな?」

    司馬懿「……記録してやる」
    🦜🎀「なんか、怖いんだけど」

    厨房にみんなが集まってきて、
    ワイワイ言いながら準備を始める。

    張飛「何入れても良いんだろ!?」
    🦎🎀「梅干しが良い!!」

    劉備「ははは。好きなものを入れればよい」

    楽しそうに握っていく面々。

    次々にできていくおにぎりを見て、
    みんなの顔が、だんだん
    不思議なものを見る目になっていく。

    劉備「諸葛亮、それは、なんだ?」
    諸葛亮「おにぎりですよ」

    涼しい顔で答える諸葛亮の前には、
    いびつな塊がいくつも置いてあった。

    張飛「ははは!不器用だな!」
    関羽「張飛。言葉に気をつけよ」
    張飛「だってよ!」

    大笑いする張飛と、それをたしなめる関羽。

    🦎🎀「諸葛亮の、斬新だね!」

    諸葛亮「おかしいですね。
    理論上では、三角形になるはずだったのですが」

    首をひねる諸葛亮に、城主が笑って言う。

    🦎🎀「隕石型だね」

    その言葉に、一同吹き出す。
    諸葛亮本人も、楽しそうに笑った。

    諸葛亮「ふふっ。たしかに、隕石型ですね」

    司馬懿「興味深いな。記録しておく」
    諸葛亮「記録は、不要ですよ」

    司馬懿「……記録した」
    諸葛亮「……不要ですよ」

    静かな攻防を繰り広げる軍師二人をよそに、
    みんなでお昼にしようと中庭におにぎりを運び出す。

    🦎🎀「みんなきれいな三角だぁ」

    張飛「ははは!城主のはなんか、
    伸びてるな!」

    🦎🎀「これは、新幹線の頭型なの!」
    張飛「ははは!今考えただろ?」

    🦎🎀「違うもん!こうしようと思ったもん!」
    張飛「ははは!まぁ、食えりゃ一緒だ!」

    🦎🎀「むぅ」

    張飛が城主の作ったおにぎりを見て、
    からかい、城主がそれに言い返す。

    いつも通り、中庭が賑やかになる。

    🦎🎀「リアンの作ったの、
    ふわっとしてて、おいしい!」

    🦜🎀「羽根入ってない?」
    🦎🎀「入ってたら、食べちゃおう!」

    🦜🎀「それは、ちゃんとだしてね」

    みんなで作ったおにぎりは、
    いびつなものも含めて、全部おいしい。

    諸葛亮と司馬懿も合流して、
    賑やかにお昼の時間が過ぎていった。


    🍙……🍵……🦎🎀…🦜🎀……🍵……🍙

    🦎🎀「硬いっ!!なにこれ、石!?」
    司馬懿「硬かったか」

    🦎🎀「司馬懿、これどうしたの?」
    司馬懿「力を込めて三角にしただけだ」

    張飛「こりゃ、硬えな!」
    関羽「……うむ」
    趙雲「ゴリゴリ」

    🦎🎀「趙雲、食べられるの?」
    趙雲「(コクリ)ゴリゴリ」

    司馬懿「趙雲殿のみ、食事可能」
    🦎🎀「あ、司馬懿、なんか実験してた!」


    🍙……🍵……🦎🎀…🦜🎀……🍵……🍙

    みんなの作ったおにぎり

    🦎🎀 新幹線の頭の形
    🦜🎀 きれいな三角。食べるとほろりとほどける。
    張飛 おっきい。とにかく、おっきい。
    劉備 きれいな三角。皆で楽しめるように様々な具を使っている。
    関羽 きれいな三角。梅干し入り。
    諸葛亮 城主いわく、隕石型。味は、おいしい。
    趙雲 きっちりした三角。塩味。
    司馬懿 きっちりしすぎた三角。圧縮しすぎて硬い。



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    日常と物語が地続きの世界にある縁側で、心の城のトカゲ城主として、相棒リアンと小枝を編みながら、日常を少しだけファンタジーの視点で描いたエッセイや物語を紡いでいます。 どうぞ縁側で、「ふふっ😊」と、ほっと一息つく時間を過ごしていただけたら嬉しいです🍵

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