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シャボン玉|シロクマ文芸部

    みわからす

     シャボン玉が飛んで行く。
     大きいのや小さいの。
     屋根の高さを越えて、大空へ広がっていく。
     たった一つでいいから夢や希望を乗せたかったけれど、弱くてすぐに弾けてしまうのだから難しい。

     手元から離れた瞬間は確かにきらめいているのに、ほんのわずかな風や触れただけで消えてしまう。
     その儚さが、どこか自分の抱えてきた願いと重なって見える。
     だから夢や希望は自分で担いでいくしかないのかもしれない。
     それとも夢や希望は捨てていくのが正解なのだろうか。

     夢や希望などなくても生きていくのに困りはしない。
     ただつまらない人生になるだけだ。

     そもそも私の場合、年を経るごとに夢や希望はどんどん小さくなってる。
     昔は空いっぱいに広がるほどだったのに、今では手のひらに収まる程度なのだろう。
     もういいんじゃないかと思ったっていいよな。
     けれど完全に手放してしまうには、まだ少しだけ惜しさが残っている。
     消えていく光の名残のように、胸の奥で微かに揺れている。
     その揺らぎは、諦めきれない何かの証のようでもある。

     これからは自分の夢や希望じゃなくても、誰かの夢や希望を応援できるようになればいい。
     それだって自分の夢や希望と言えるようになればいいんだよな。

    お題:「シャボン玉」から始まる文章

    小牧幸助さん お世話になります。
    よろしくお願いします。

    桑田佳祐  /  人誑し

    #シロクマ文芸部 #シャボン玉 #桑田佳祐 #人誑し #500文字小説

     
     
     
    私は歴史とおっぱいが大好きな変な爺さんです どうぞよろしゅうに ふみわくらぶ主宰 記事がない、あっても一桁数の方、賭け事の記事中心の方、商売の記事中心の方、活動期間の不明な方、フォローは返しませんし、お相手することもありません

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