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PERFECT DAYS

    甘野充

     こんにちは、甘野充です。

    「PERFECT DAYS」という映画を観ました。
     外国人監督が描く日本の姿は昭和であり、洋楽が似合う世界だ。

     寡黙なトイレ清掃員。渋谷のアートあふれるトイレを清掃する。
     日が昇る前に起き、木々に水をやり、制服を身に着けて出かける。
     アパートの前の自動販売機で缶コーヒーを買い、車に乗る。
     カセットテープをセットする。
     朝日が昇る道路に「朝日のあたる家」が流れる。

     ああ、こんなに日本の風景に洋楽が合うなんて、これは僕の好きな世界だ。
     僕は昔8mmフィルムで自主制作映画を作っていたが、こんな映画が作りたかったんだ、と思わせるレトロな作品だ。

     銭湯、コインランドリー、地下の飲み屋、スナック、どれも昭和感たっぷりでありながら背景に映るスカイツリーがマッチしている。
     フィルムカメラで撮る写真は木漏れ日。同じような写真のフィルムを現像し、無造作に箱にしまい込む。
     朝日や夕日、陽の光がカメラに差し込む。

     前半は淡々と清掃員の毎日が描かれる。このまま何も起こらずに淡々と終わってゆくのかと思うと、後半には小さな出来事がいくつも起こる。
     ほんの些細なできごとのようだが、何もない生活からするとそれは大きく心を動かすものだ。
     孤独な生活の中で、うれしかったり寂しかったり悲しかったり、そんな感情が思わず表情に現れる。

     オーティス・レディングが合うんだよね。

     ところでこの映画のアスペクト比(画面比)は4:3の旧テレビサイズだ。
     画面サイズにもこだわりがあるのか。
     そう言えばスタンリー・キューブリック監督の遺作となった「アイズ・ワイド・シャット」も4:3だったなあ。
     この画面サイズもなんともレトロ感を増している。

     全編に流れる洋楽が良いよね。

     とてもいい映画だった。

     今日はこんな感じです。
     それではまた。



     
     
     
    僕は小説を書いています。noteで販売をしています。 甘野書店にいらっしゃい! 映画が好きです。チョコレートが好きです。 メンバーシップをやっています。共同運営マガジンもあるよ。

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