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もなか

    甘野充

    「ねえ、「さいちゅう」があるよ」
     と彼女はお土産ショップで僕に言った。
    「それ、「さいちゅう」じゃなくて「もなか」だよ。「最中」って書いて「もなか」って読むんだよ」
     と僕は答えた。
    「「さいちゅう」じゃなくて、「もなか」ね」
     と彼女はそれを忘れないようにするために繰り返した。
     彼女は「もなか」が気に入ったようだった。

     
     
     
    僕は小説を書いています。noteで販売をしています。 甘野書店にいらっしゃい! 映画が好きです。チョコレートが好きです。 メンバーシップをやっています。共同運営マガジンもあるよ。

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