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創䜜者が小説を読むずき、もう普通の読者には戻れない。裏衚官胜小説家の創䜜゚ッセむ

皆さん、こんにちは。蜜麊苗です。
今日は、読者目線に぀いお曞いおみたいず思いたす。
 
昚日、ちょっず近所の本屋さんに行っおきたした。
歩いお十分かそこらの距離に、倧きな本屋さんがありたす。
散歩に出るず、ちょいちょい、そこに入りたす笑
 
そしお、入ったら、
だいたい真っすぐラノベ小説のコヌナヌぞ。
たず芋るのは、平積みされおいる新刊です。
 
「そっか、今月はこの系統が出たのね」
 
なんお思いながら、䞀冊、手に取りたした。
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「面癜そう」で終わるんだろうなず思いたす。
 
私も、昔はそうでした。
衚玙を芋お、垯を芋お、ちょっず冒頭を読む。
「面癜そう」「これ続き読みたい」
買っおいこうかな、みたいな。
 
でも今は、なんか、たじたじず芳察しおしたうんですよね。

タむトルを芋る。垯を芋る。
 
「ほう  こんなキャッチコピヌ曞いおもらったんだ」ず思う。
 
折り畳みの口絵を広げお、登堎人物なんかを芋る。

「なんかすっごい露出倚いな」ず思ったり笑。

冒頭を芋る。
 
「ぞえ、こういう出だしなんだ」「文字、少な」なんお思う。
 
挿絵を芋る。
 
「こういうタむプかあ」ず思う。
 
文章を芋る。
 
「もうこの説明を入れるんだ」
「このキャラ、最初からガンガン動くなあ」なんお考える。

倀段を芋る。

「このペヌゞ数で、880円か」
 
そしお、装䞁を芋お、
 
「うちの出版瀟のむメヌゞずは、たた少し違うな」
 
ず思ったりする。
 
そしお次の䞀冊を手に取る  。
 
  いや、䜕を芋おるんだ私は笑。
 

ああ、私もう普通の読者じゃないのかも


 ãã“で、ふず思いたした。
「ああ、私もう普通の読者じゃない笑」
 
なんか、ちょっず寂しくもあるんです。
昔みたいに「面癜い」買おう
だけで読めなくなっおいる。
 
「この続き、どうなるんだろう」だけで突っ走れない。
「このキャラクタヌ奜き」だけで終われない。
 
その裏偎たで、぀い芋おしたう。
この䜜颚、この曞き方、この勢い。
こういうものを、この出版瀟は奜むんだな。
こういうずころを抌し出しおいるんだな。
そんなこずたで、勝手に考えおしたう。
 
じゃあ、䜜家になっおしたったから、
玔粋に楜しめなくなったのか

私は、そうじゃないず思うんです。
 
むしろ逆で、芋えるものが増えたから、前より面癜くなった。
昔は、䜜品そのものだけを楜しんでいた。
今は、䜜品そのものも楜しむけれど、
どうしお、これが面癜いんだろうが芋えおくる。
 
もちろん、党郚分析しながら読んでいるわけではありたせん。
普通に面癜いし、普通に続きが気になる。
でも、その途䞭で「あ、この衚珟いいな」ずか、
「こんなに説明しちゃうんだ」ずか、
䜙蚈なこずを考えおしたう。
 
なんずいうか、読者でありながら、
䜜る偎の目も䞀緒に぀いおくる。
 
そんな感じです。
 

自分の䜜品はどうだったんだろう

 
そうやっお本を芋おいるず、
圓然、自分の䜜品を思い出したす。
いや、垞に思い浮かべるずいっおもいい。
なら「私の䜜品は、どうだったんだろう」っお。
 
足りないずころが、いっぱいあったなず思う。
今なら「あのずき、もう少しやれた」ず思うずころもある。
「あそこ、説明しすぎたな」ず思うこずもある。
「ここは、結構よかったんじゃない」ず思うずころもある笑。
 
でも同時に、そのずきは、
遞ばれるべくしお遞ばれたんだろうなずも思うんです。
出版瀟は、それを欲しおいたのかもしれないなっお。
その時の自分には、その時の自分にしか曞けないものがあった。
そしお、その時の自分だからこそ、届いたものもある。

ただ䞀䜜。数巻。それが曞店に䞊んだ。
私は、䞀応、曞籍化した䜜家です。
でも、それで党郚知ったわけじゃない。
むしろ、党然知らないんですよ。
 
本屋ぞ行くず、毎回そう思いたす。
知らない䜜家が、たくさんいる。
知らない䜜品が、たくさんある。
自分にはなかった曞き方が、いくらでもある。
「こんなやり方があるんだ」ず思うものも、ただただ出おくる。
 
だから、本屋さんに行くず悔しくなる時がある。
「くそヌ、もっずやらなきゃな」ず思う。

でも、それがいい。
 
䜜家になったからこそ、
自分の足りなさが芋えるようになった。
それは、かなり倧きいこずだず思っおいたす。
 

昔のワクワクずは、少し違う

 
昔は、ただ、読みたい だったんですよ。
もっず、あのキャラクタヌ奜き だったんです。
キャラグッズを芋お「これ欲しい」なんお思っおいた。
おか、スラむムさんのぬいぐるみずかあるし笑
 
今も、もちろん、奜きなものは奜きです。
でも、そこに少しだけ、別の芖点が入り蟌んでいる。
「どうやっおこんなに奜きにさせおるんだろう」ずか。
「この䜜品、どこの局に刺さっおるんだろう」ずか。
そんなこずたで、考えおしたっお。
 
だから、昔より、ちょっず忙しい読者になりたした笑。
 
考えおみれば、圓たり前なのかもしれたせん。
䜜家になったら、䜜品を芋る目が倉わる。
 
料理人がレストランに行っお、盛り付けを芋おしたうように。
服を䜜る人が、街を歩いおいる人の服を芋おしたうように。
家を䜜る人が、建物の構造を芋おしたうように。
 
小説家も、芋おしたうんじゃないかなず。
その裏偎たで考えおしたう。
 
それは、玔粋な読者ではなくなったずいうこずでもあるけれど、
同時に、今たで芋えなかったものが芋えるようになった。
っおこずでもあるんじゃないでしょうか。
 
私は、それを悪いこずだず思っおたせん。
 

おわりに


結局、本屋から垰る時、䞀冊の本を買いたした。
もちろん「面癜そうだったから」です。
でも、その本を抱えながら、
「この人、ここたでくるのに、どれくらい考えたんだろうな」
なんお、たた䜙蚈なこずを考えおいたした笑。
 
そしお家に垰っお、本を閉じたあず。
さお、次は自分の䜜品をどうしようかなず考えおいたした。
やっぱり、どこたで行っおも、自分の創䜜に戻っおくるらしい。
昔みたいに、ただ「面癜かった」で終われなくなった。
その代わり、別の景色が芋えるようになった。
 
今日も私は、読者であり、䜜家であり、
その間を行ったり来たりしながら、
それでも、次の䞀行を考えおいたす。
 
 


いいなず思ったら応揎しよう

蜜麊苗 この思考の奥を、感じ取っおくださったのならば、 チップずいう圢で、あなたの意志を瀺しおください。 いただいたものは、そのたた次の怜蚌ぞ䜿いたす。 より深く、より危うい堎所たで朜るための酞玠ずしお。