◆記憶を想いに変えて――小森満葉の作品案内
心の深くにひそめた想い、時の向こうに置き去りにした記憶――。
人と人との間に生まれる、小さな光や痛みを物語にしています。
◆連載中
『百年の回廊』長編小説

百年以上前に建てられた、一棟の迎賓館。その建物の管理に関わることになった山科透子は、建築士・佐上成介とともに、建物に残された百年前の記憶を辿っていく。
建物は、人よりも長く生きる。そこに刻まれた記憶は、時を越えて、誰かのもとへ届く。
百年の時を経て、二つの時代の想いが静かに交差する。歴史的建築物に秘められた謎と、人々の想いの行方――。
◆完結作品
『季節の彼方でまた会いましょう』 長編小説

目が合った。世界から、音が消えた。
その一瞬が、永遠になった。
言葉もなく、眼差しだけで想いを交わした。
これは、ある人へ宛てた最後の手紙。
忘れられない誰かに出会ったことのある、すべての人へ――。
『石畳の坂の上で』 連作短編小説/全七章

遠い昔、「私」は異国で暮らしたことがあった――。
たった一人、言葉も通じない土地で暮らす孤独と、そこで出会った忘れられない人々。
異国の空気と温かな悲しみあふれる思い出を紡いだ、懐かしい心の旅の記憶。
◆Kindle版
『水面の灯り 夜の舟』 連作短編小説/全六章

言えなかった言葉、伝えられなかった想い――。
夜の舟のようにすれ違い、寄り添い、また離れていく人々を描いた連作短編集。
六つの物語が重なり合い、ひとつの静かな真実へとたどり着きます。
◆作者について
小森 満葉(こもり みつは)と申します。
誰かに出会ったこと、別れたこと、遠い日の景色をふと思い出すこと――そんな小さな出来事を、物語にしています。
いつか誰かの心の片隅に、そっと残るような物語を書けたら、と願っています。
