
「老後2000万円」が他人事だった私が、自分の数字で未来を描くまで ── 平均ではなく、自分の数字で
正直に書きます。
数年前まで、「老後2000万円問題」は私にとって完全に他人事でした。2000万円どころか、私には約400万円の借金があったからです。奨学金、リボ払い、キャッシング、消費者金融。気づけば膨らんでいて、頭の中はいつも"今月どう乗り切るか"。心も体も、ずっと余裕がありませんでした。
その借金からどう抜け出したかは、別の記事に書いたのでここでは省きます。ざっくり言うと、お金の勉強をして、固定費を整えて、31歳で完済しました。
この記事は、その"先"の話です。完済して、貯金ができて、NISAを始めて——気づいたら「老後」を、自分の数字で計算するようになっていました。なぜそうなったのか。そして、そのためについ作ってしまったツール(みらいコンパス)の話を書きます。
■ この記事でわかること
借金完済の"先"で、老後が自分事に変わった理由
「平均2000万円」ではなく"自分の数字"で考える意味
なぜAIではなく「計算」にこだわってアプリを作ったのか
1. 完済の先に、見えた景色
借金がなくなると、景色が変わります。
貯金ができるようになり、おそるおそるNISAを始めました。最初は、少額から。
数年後、資産は1000万円を超えていました。
でも、金額そのものより大きかったのは——「将来に希望が持てるようになった」ことでした。
お金は、不安をなくすためだけのものじゃない。
自分で人生を選ぶための、道具なんだ。そう実感しました。
→ そうなると、欲が出てきます。「この先、自分は本当はどう生きたいんだろう?」と。
2. 「55歳セミリタイア」を、数字で描きたくて
今の私の目標は、55歳でセミリタイアして、少しだけ働きながらのんびり暮らすことです。
でも、ただ憧れても進みません。
本当にできるのか? いくら必要で、何歳までにいくら貯めて、どう取り崩すのか?
知りたくて、毎日のようにエクセルで計算していました。
年金はいくら、NISAは何%で取り崩して、退職金は……。条件を一つ変えるたびに、セルを直して、グラフを引き直す。
最初は楽しかった。でも、だんだん面倒になってきました。
ちょうどその頃、結婚し、子供を考え、住宅、車——人生のイベントが立て続けに起きて、変数が一気に増えた。エクセルは、もう限界でした。
→ 「無いなら、作ろう」。それが、みらいコンパスを作った瞬間です。
3. なぜ「AI」ではなく「計算」なのか
作るとき、一つだけ決めていたことがあります。
計算ロジックを全部、自分で検証できる形にすること。
人生の大事なお金を、ブラックボックスに丸投げしたくなかった。
「なぜこの数字になるのか」を、自分で追えるようにしたかったんです。
だからみらいコンパスは、AIが"それっぽい答え"を出すツールではありません。
入力した前提から、決まった計算ロジックで未来を試算する、シミュレーターです。
(AIを使った家計の分析は、別アプリの「家計コンパス」が担当しています。)
→ 前提を変えれば、結果も変わる。その因果が透明であること。ここに一番こだわりました。
4. 老後の不安は、結局"収入の組み立て方"
自分の数字を眺めるうちに、気づいたことがあります。
老後の不安って、つきつめると「収入をどう作るか」の話なんですよね。
公的年金、iDeCo、NISAの取り崩し、配当、そして少しだけ働く。
この5つを、自分の前提で、いくらずつ組み合わせるか。
「平均2000万円足りない」と言われても、私の数字とあなたの数字は、まったく違います。
(制度ベースで整理した記事は、ブログのほうに別で書きました。)
→ 大事なのは、平均に怯えることじゃない。自分の数字で、一度ちゃんと描いてみることです。
5. あなたの数字で、未来を描いてみませんか
みらいコンパスは、年齢・職業・年金の見込み・積立・取り崩し率・働く年数を入れると、90歳までの資産推移を5分でグラフにします。かつての私がエクセルで延々とやっていたことが、ブラウザだけで完結します。
ブラウザで開いて、すぐ使えます。
登録不要・メアド不要・データは端末内のみ。
「老後2000万円」が他人事だった私でも、今は自分の数字で未来を描けるようになりました。
完璧な計画じゃなくていい。まずは一度、計算してみる。
数字で見えると、不安は少し小さくなります。私自身が、そうだったので。
※本記事は個人の体験と情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の購入を勧めるものではありません。試算は前提条件にもとづく参考値であり、将来の運用成果や年金制度を保証するものではありません。