スマホをいくら
スクロールしても
言葉を追いかけても
絵文字を並べても
消えない寂しさ
ふと見つけた
テーブルの上の手書きの置き手紙
少し癖のある字
滲んだインクの跡
ペンを握りしめて、想ってくれた時間
デジタルな文字よりも
何十倍、何百倍のぬくもり
心に残るのは整った言葉じゃなく
少しだけ個性のある
あなたの文字
画面を撫でる指先では感じられなかった
書くことに費やしたひとときの気配が
文字の一つひとつから伝わる
読み進めるほど
書いている姿まで浮かんでくる
逢えない日にも
この文字を眺めれば
少しだけ、近くに感じられる