
【回顧録】私が初めてカメラを持った日(2021年10月)
私の地元、岡山県には桃太郎伝説の鬼の城、鬼ノ城がある。
カメラを買って初めてのお出かけは鬼ノ城だった。
カメラを買って実家に初めて持って帰った時「どこか撮りに行きたい〜」との私の言葉に父が「鬼ノ城でも行ってみる?ただの山じゃけど」
岡山南西部出身の私、鬼ノ城は何度も聞いたことがあったが行ったことはなかった。
そうして父に連れて行って貰ったのである。
実家に帰る度運転を一応練習し、お前は向いていないと言われる私は、この日も父とドライブをしようとして止められた。
「お前は運転出来ん道じゃけ」
ふーんと思いながら助手席に乗る。
田舎の街の景色はどんどん山道へと変わる。
片側崖の車の行き違いも難しい細道。
そりゃ私運転出来んわと納得。
私は中央線が引いてあるような大きい道しか運転できないのである。

そうして辿り着き1枚目の写真を撮った。
その時は最高の1枚だと思って撮った矢印看板。
帰って見たら最悪の一枚。
暗すぎんか(笑)

ふんふん日本遺産なのねここ。
岡山県民多分全員知っている。知らないのは多分テレビのない家の子くらいの温羅(岡山にはうらじゃという夏祭りがある)の居城だったと。
余談であるが、私が昔やったゲームに温羅がモチーフになっているキャラが居て、「人々に追われて流浪の鬼になった」と言っていたからこの看板を見て、ゲームの設定はここから取られてるんだなと改めて思った。
(ゲームをプレイ当初も温羅という言葉が出てきた為「そこじゃん!?」とは思ったけど)
鬼ノ城は私にとって数年越しの聖地巡礼でもある。

「斜めにとるとなんかかっこよく撮れるはず」を地で行く
城の建物までは結構な山道。
運動不足の当日20代だった私はヘロヘロ。
50代の父の方が元気まである。
軽く行ったことに後悔した。
今思えば写真人生の中では大変だったこと第5位にも入らない。
(写真人生で一番後悔したお出かけぶっちぎり第一位は、この後2年後くらいに金毘羅宮を上まで上がったことである。もう二度と行かない。でも1万円くらいくれるなら頑張ろうかなと思う安上がり女。)

建物が見えてきた。この建物ホームページで見たわ〜

近くには建物がポツンとひとつ。
もう少し色々建ってるものだと勝手に思ってた。
岡山県のガッカリ名所では?(失礼)


とか言ってみる

今は、そんなに写真撮るんか?と、写真しない人にびっくりされるくらいシャッターを切るんだけど、その時は初心者らしくシャッターはあまり切ってなかった。撮れている写真は暗いものばかりで、今回紹介している写真はその中でもまともなものを選んでいる(再レタッチしてないよ)
当日多少明るくしてたりしてなかったりくらいだと思う。
じゃあ、今再び鬼ノ城に行った時私がどうこの景色を切り取るのかと言われると、もう少し生データでも見れる写真になるとは思うが、きっと今の私も同じ切り取り方をすると思う。
それくらいこの場所で私が感じるこの場所の魅力は
広い空と建物
と、写真を改めて見て思う。
きっと私の写真に対する感性は、写真を始めた頃から変わっていない。
写真への向き合い方、技術は多少変わっていると思うが根っこはきっと変わっていない。
最初は上手く撮れなくて悲しい、恥ずかしいと思っていた。
でも、今は懐かしいなと思えるくらい写真を撮ってきたんだなと思える。
どの写真も私が大切に向き合ってきた写真。
今の私を作り上げてくれた大切な写真たち。
この写真を5年後10年後また見た時
今の私の写真を5年後10年後にまた見た時
どう思うのだろう。
5年後、10年後の私もカメラを持って楽しいと思っていますように。

