
孤独を咀嚼する
昼過ぎ。
布団に入り、天井を眺めた。
天井には常夜灯。
少し壁紙が剥がれてきているところもある。
窓際に視線を移すと、
雨だからかとっても光が柔らかい。
夏なんて、
目を開けることを
身体が拒むくらいには眩しい。
今日は、いや、ここ最近の話。
調子が悪すぎる。
やりたいこともやらなきゃいけないことも
よくわからない。
やりたいなぁ。と思って手を出したことが、
自分を苦しめているという事象が
最近は多々発生している。
もちろん、やりたくて手を出して
良かったものもある。
きっと、私のキャパはミジンコくらいなのだろう。
本当に嫌になる。
人として生きている限り、
いつかのタイミングで孤独を感じることになる。
私の孤独は、
親に見放されたわけでも、
友達がいないわけでも、
独りぼっちなわけでもない。
私を縛り付ける孤独は
「皆とあまりに違う」という孤独。
昔は、その違いが少し優越感に感じた時もあった。
何というか、「私だけ!」みたいな?
でも、気付いてしまった。
この"私だけ"って、
あんまり嬉しいものでは
ないかもしれない。
頑張ろうとしても頑張れない身体と心。
あまりにも脆すぎる心。
私は強いと言い聞かせても、
弱さがにじみ出てくる程の芯の弱さ。
あぁ、きっと私って弱いのかもしれない。
そう思わずには居られなかった。
孤独に耐えられるだけの、
孤独を強みに変換するだけの
強さを持ち合わせてなんていないと
気付いてしまった。
だから私は
孤独を咀嚼することしか出来なかった。
噛んでも、噛んでも、
苦みしか出てこない割には
噛み切れない。
いつまでたっても飲み込めない。
ずっと、ずっと、
口の中で嫌な部分ばかり残っている。
途中で吐き出しそうになった。
でも、なんだか悔しくて噛み続けた。
ある日気付いた。
何か、ちょっとずつ小さくなっているかも。
そんなことに気付いたのは、
もう二十歳を過ぎてからだった。
その時期、私は周りと比べる環境から抜け出していた。