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トイレの水漏れから始まった、終わらないリフォームの記録【第6話|契約と、いくつかの違和感】

いくつかの業者の中から、
最終的に一社にお願いすることにしました。

やり取りもスムーズで、
説明も分かりやすく、
大きな不安は感じていませんでした。

営業担当の方も、感じがよく話しやすい印象でした。

こちらの質問にも丁寧に答えてくれて、安心して任せられそうだと感じていました。

また、家族の話なども聞く中で、
その人柄に触れたこともあり、余計にそう感じていたのかもしれません。

ただ今思うと、
「話しやすいこと」と「安心して任せられること」は、
必ずしも同じではなかったのかもしれません。

提示された内容にも納得し、
そのまま契約することにしました。

保証内容についても説明があり、
10年保証があることは安心材料のひとつでした。

決め手になったのは、
浴室の工事が1日で終わると
説明を受けたことでした。

生活への影響も少なく、
負担が少ないと感じたことが、
大きかったと思います。

これでひと安心、
という気持ちの方が大きかったと思います。

ただ、
契約を進めていく中で、
少し気になることもありました。

管理事務所への連絡や近隣への挨拶についても、
以前お願いした別の業者では対応してもらっていたことを思い出し、
今回はどうなるのか、こちらから確認してみました。

そのときに、
自分たちで対応する形になると説明を受けましたが、
こちらから聞かなければ分からなかった内容でもありました。

細かい部分については、
十分に説明がされていたのかどうかも分からないまま、
話が進んでいきました。

自分に知識がないこともあって、
どこまでが必要な説明で、
どこから確認すればいいのかも、
よく分からないままでした。

ただ今振り返ってみると、
必要な説明が十分にされていなかったのか、
それとも自分の理解が足りなかったのか、
はっきりとは分かりません。

いずれにしても、
分からないまま進んでしまっていたことは、
確かだったと思います。

ただ、今振り返ってみると、
配管などの見えない部分については、
特に説明を受けた記憶はありません。

そのときは気にしていませんでしたが、
問題が起きてから初めて、
気づくことになりました。

小さな違和感は、
他にもいくつかありました。

それでもそのときは、
気にするほどのことではないと思っていました。

そのときは、
特に深く気にすることはありませんでした。

自分に知識がないこともあって、
何を基準に確認すればいいのかも分からず、
立ち止まるきっかけを持てないまま、
話はそのまま進んでいきました。

プロの方にお願いしているのだから、
任せておけば大丈夫だろうという気持ちも、
どこかにあったのだと思います。

そのとき、
壁紙やクッションフロアの見本帳も置いていかれました。

「好きなものを選んでください」といった説明だったように思いますが、
正確なやり取りは、あまり覚えていません。

ただ、そのときは
特に違和感を感じることもなく、
そのままにしていました。

——違和感は、ありました。

契約内容や金額も決まり、
支払い方法についての話になりました。

前金について説明を受け、
振込のタイミングを確認していたときのことです。

その流れで、
「最初に全額振り込んでしまっても大丈夫ですか?」と聞いてみました。

すると、
「全額じゃなくて大丈夫ですよ」と言われました。

言い方自体はやわらかいものでしたが、
全額での支払いは受けてもらえないような、
はっきりとした印象のやり取りでした。

なぜ全額ではいけないのか、
少し気になって聞いてみたものの、
納得できるような説明は得られませんでした。

全額を先に支払うこと自体は、
特別おかしいことではないと思っていたので、
そのやり取りは、少しだけ引っかかるものでした。

ただ、そのときは
気にするほどのことではないと思っていました。

契約も進んでいて、
やり取りもこれまで通りスムーズだったからです。

いくつか気になる点はあったものの、
そのまま進むことにしました。

このときは、まだ
それがどの程度のものなのか、分かっていませんでした。

ただ、振り返ってみると、
このとき感じていた違和感は、
その後の出来事につながっていくものだったのかもしれません。


この記録の全体の流れは、こちらにまとめています。
よろしければご覧ください。


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