
「はい」じゃなくて「は~い」
会社にとても可愛い女の子がいる。
いつもニコニコ、「は~い!」って言ってくれる。
「はい」じゃなくて、「は~い」。
彼女といたら楽しい。
嫌な思いをしたことがない。
同じ仕事をするにも、
私なら
「でも、このやり方ってどうして?」
と聞いてしまう。
彼女は
「分かりました~」
……で終わっちゃった。
その後、
黙々とメモを書いてた。
「女は愛嬌」って言う言葉。
昔は反発していた。
若いころの私なら、
きっと彼女にも嫉妬してた。
「どうしてあの子は可愛がられるの」
「私はこんなに仕事を頑張ってるのに」
そう、私は正しくいることで、
好かれようとしていた。
今の私は彼女の
「は~い」
を聞きに会社に行く。
彼女は今日も
「は~い、大丈夫です」
ってニコニコ笑ってくれる。
周りもニコッと笑っている。