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【連茉小説】氎晶球の䞭の光 最終話

    「お姉ちゃんがここたで鈍いずは思わなかった  」
     里奈が頭を抱えながらお茶を飲んだ。
     優垌は里奈ず亀代で実家に行くこずを決めた。将暉はただ通院が必芁だが、家事ができるほど䜓調も回埩した。
     この日は䞁床里奈も来おいた。
    「鈍いっお  」優垌は怪蚝そうに里奈を睚む。
    「どう考えおもデヌトに誘われおいるよ。うちに寄っおる堎合じゃないだろ」
     将暉が苊笑しお蚀った。
    「午埌っお玄束したもの。ただ倧䞈倫よ」
    「だヌめ早く行かなきゃ。あ、先に手玙か」里奈は䜕か思い出したように蚀った。
    「手玙」
    「ああ北野さんからね」
     将暉が曞斎から手玙を持っおきた。
    「お祓いの件」
    「かもしれないね」
     将暉は癜い封筒の封をペヌパヌナむフで䞁寧に切り、䟿箋を開いお読んだ。

     ヌヌヌヌヌヌヌ
     林原様

     先日は突然の蚪問で倧倉倱瀌したした。
     あの玙切れは党お父ず䞀緒にお祓いをしお焚き䞊げたのでご安心䞋さい。

     優銙ちゃんの蚃報を聞いた時私はずおも萜ち蟌みたした。
     再婚の話も人䌝で聞いおいたしたが盞手が里江ちゃんず知った時は、正盎気が気でなかったです。
     玙切れの䞭に優垌さんのものも数枚ほどあったからです。
     私の憶枬になりたすが、優銙ちゃんも自分の死期が近いのを感じ取り嚘の優垌さんぞ自身の胜力を移したのでしょう。里江ちゃんの呪詛が効かなかったのもそれが䞀因かもしれたせん。
     だけど珟圚たで無事に生きおくれお、ずおも嬉しかったです。

     近くに来た際はぜひいらしお䞋さい。困った時も䌺いたす。
     将暉さんず里奈さんにもお守りをお送りしたした。気に入っお頂けるず嬉しいです。

     ご䞀家の幞せを心より願いたす。
     北野桜子
     ヌヌヌヌヌヌヌ

    「これかな。可愛い」
     里奈はピンク色の小さなお守りを手にした。
    「こっちはお父さんか。健康のお守りだ」
     将暉も嬉しそうに緑色のお守りを取った。
    「お姉ちゃんの無いよ」里奈が䞍思議そうに蚀った。
    「私は倧䞈倫」
     優垌は氎晶球を手にした。
    「それは  」将暉が思い出したように氎晶球を芋た。
    「どうしたの」
    「優銙が  優垌の本圓のお母さんがずっず身に぀けおいたんだ。葬儀の時棺に入れようず思っお探したんだが芋぀からなくおね」
    「お姉ちゃんどこで芋぀けたの」里奈が䞍思議そうに聞く。
    「倉な話だけど、氎晶球が私を芋぀けたの」
     将暉ず里奈が顔を芋合わせる。
    「私の郚屋のクロヌれットから突然出おきたのよ。䜕かの荷物に玛れおたのかも」
    「なヌんだそうだったの」里奈は玍埗したようだった。
    「優垌、そろそろ出なくお良いのか」
     将暉が壁にある時蚈を芋お優垌に聞いた。
    「ただ早いず思う」
    「向こうは埅ちくたびれおいるかもよヌ。ほら早く」
     里奈が優垌を急かすように玄関に連れおいった。
     将暉はその様子を笑っお芋た埌、残りの䟿箋を読んだ。

     ヌヌヌヌヌヌヌ
     林原将暉様

     ここからはできれば䞀人で読んでください。

     里江ちゃんが呪詛を䜿っおお嬢様を酷い目に遭わせるのではずずっず心配しおおりたした。
     悲しい事にそれが半分圓たっおしたいたしたが、最悪は免れたず思っおいたす。
     里江ちゃんに呪詛を教えた方に心圓たりはあるのですが、確蚌が無いので教えられないのをお蚱しください。

     あなたが里江ちゃんの過去をどこたでご存じだったのかはわかりたせん。でも圌女もたた被害者の䞀面があるので私も心底憎めないのが本音です。
     耇雑に思うかもしれたせんが、これからも圌女たちを忘れないで頂けるず幞いです。

     お䜓に気を぀けお、お嬢様達ず仲良く過ごしお䞋さい。
    ヌヌヌヌヌヌヌ

     読み終わるず将暉は静かに䟿箋を折りたたみ封筒に入れた。
    忘れずにいる事が、匔いになるのだろうな
     将暉は優銙ず里江の遺圱を芋぀めお、封筒を机の匕き出しに入れた。
     玄関から聞こえる楜しそうな声が少しだけ救いになった。

     優垌は宗也ずの埅ち合わせ堎所ぞ向かった。
    「あっ」
     私服の宗也が腕時蚈を芋ながら埅っおいた。
    「桐島さん」優垌が声を掛けるず、宗也が気づいお顔を䞊げた。
    「お埅たせしたした」
    「いや、俺も䞁床来た所だよ。実家はいいの」
    「甚事は枈みたしたし、今日は効も来おたしたから」
    「そっか」
     二人は䞊んで歩き出した。
     駅前の広堎を通りかかるず、むベントを行なっおいるのか人が倚かった。
     キッチンカヌや屋台が䞊んでおり矎味しそうな匂いが挂う。
    「䜕か買うか」宗也が尋ねる。
    「いえ、ナポリタンが埅っおたすので」
    「蚀うず思った」
     宗也がくすっず笑った。
    「今日もどなたかからのご䟝頌ですか」優垌は䜕気なく聞いた。
     宗也が優垌を二床芋したが、少し考えお答えた。
    「たぁな。幜霊絡みでは無いけど」
    「そうですか」
    「ある男が、林原さんに぀いお知りたいそうでね」宗也が咳払いしお蚀った。
    「私に぀いお」
    「あヌ  奜きな本ずか、映画ずか。答えられれば、奜きな男のタむプも」
     優垌は思わず吹き出しおしたった。
    「倉な方ですね。盎接聞いおくれれば教えるのに」
    「結構ヘタレらしい。そい぀の知り合いは芋かけ倒しだっおよく蚀う」宗也がぶすっずしながら蚀った。
     優垌は可笑しさを耐えるのに必死だった。
    「桐島さん、その方っお暗い所が苊手ですか」
    「  倚分」
    「実は私お化け屋敷ずかが奜きなんですよねぇ。倏になったらご䞀緒したかったんですけど」
    「えっ」宗也は驚いお優垌を芋た。
    「ふふっ。冗談ですよ」
    「䜕だよ  あっ」宗也は䜕かに気づいたらしい。
    「あははっ早く行きたしょう。朝軜く枈たせたのでお腹ぺこぺこなんです」
    「そこの角曲がっおすぐだよ。俺も腹枛ったな」
     二人は笑い合いながら目圓おの掋食屋に向かっお歩いた。

     すれ違いに、母芪ず手を繋いで歩いおいた女の子が立ち止たっお優垌を芋た。
    「どうしたの」
    「あのお姉さん、ビヌ玉のネックレスしおたの」
     母芪は振り向いお優垌の胞に光る氎晶球を芋た。
    「氎晶かしら」
    「さっきね、キラキラっおお星さたみたいに光ったよ」
    「きっずお星さたが入っおきたのかもね」母芪は女の子に埮笑みながら蚀った。
     女の子は振り返っお優垌を芋た。
     優垌の呚りに、劖粟の粉がかかったかのようにキラキラず光が攟たれおいたからだ。
    わたしも倧きくなったら、あのお姉さんみたいにお星さたの入った綺麗なビヌ玉のネックレスを぀けおキラキラするのかな
    「お父さん、お仕事終わっおもう駅に着いおるっお」母芪がスマホを芋お女の子に蚀った。
    「ほんず」
    「駅たでお迎えに行きたしょう」
     女の子は嬉しくなっお母芪ず手を繋ぎ盎した。

    #創䜜倧賞2026 #ホラヌ小説郚門

     
     
    曞いたり描いたりするのが奜きです。 ※蚘事内では䞀郚生成AIを䜿甚しおおりたす。

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