
北海道ガーデンとの出会い
私の初めての北海道ガーデンとの出会いは、「風のガーデン」でした。
もともと花や庭が好きで、ガーデンにも興味がありました。
そんな私が家族旅行で北海道を訪れた際、観光スポットのひとつとして立ち寄ったのが、富良野にある「風のガーデン」です。
風のガーデンとは、新富良野プリンスホテルの敷地内にあるガーデンです。
約450種類以上の宿根草が植栽されており、北海道の自然と調和したナチュラリスティックガーデンとして知られています。
脚本家・倉本聰氏のテレビドラマ『風のガーデン』(2008年放送)の舞台として造られ、現在も多くの人が訪れています。
風のガーデンを初めて訪れた日のこと
私が訪れた季節は9月でした。
一般的には庭のシーズンも終盤に差しかかる頃です。
しかし、園内に足を踏み入れた瞬間、その印象は大きく覆されました。
そこには、大きく育った生き生きとした植物たちが広がっていました。
季節の終わりが近いとは思えないほど力強く、風に揺れる草花の姿に圧倒されたことを今でも覚えています。
広い空の下をゆっくり歩いていると、不思議と気持ちが軽くなっていきました。
風に揺れる植物を眺めているだけなのに、どこか安心感に包まれているような感覚がありました。
それまでにも花畑や公園を訪れたことはありましたが、風のガーデンで感じた心地よさは特別なものでした。
ただ植物を眺めているだけなのに、時間がゆっくり流れているように感じる。
普段の忙しさや考え事から少し離れて、自分自身を取り戻せるような感覚がありました。
なぜこんなにも心地よいのだろう
この感覚を表現しようとすると、「癒される」という言葉になるのかもしれません。
けれど、私の中では「癒される」だけでは説明しきれない何かがありました。
なぜこんなにも心地よいのだろう。
なぜこの場所にいると安心するのだろう。
上手く言葉にできないことが悔しくて、その後私は何度も風のガーデンを訪れるようになりました。
そして、北海道ガーデン街道のさまざまなガーデンを巡るようになりました。
ガーデンごとに植栽も景色も異なります。
それなのに、心地よいと感じる場所にはどこか共通するものがあるように思えました。
今、私が「心地よい空間」に興味を持ち、その理由を探している原点は、風のガーデンで感じたあの心地よさにあります。
このnoteでは、その時に感じたことの正体を、少しずつ探していきたいと思っています。