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🌊旬杯🌹短歌一覧・一(73人202首)

    「旬杯」に投稿された短歌(記事へのリンク付)を掲載しています。
    最新の投稿順です。
    良かったら『勝手に賞』の選考にもご利用ください(*- -)(*_ _)ペコリ

    ⭐ 短歌は二行で記載しています。


    🌹『旬杯短歌』マガジンのお知らせ


    👒 注意❣❣ 👒
    短歌数の増加に伴い、記事を分ける予定です。



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    🌊 全首一覧

    🌹 7/12(水)4人10首

    🌹

    202.昔なら暑さ寒さも彼岸まで
    今の猛暑はいつ終わるのか

    201.今年から行動制限しない夏
    なんでもありとは思うなかれ

    200.夏流す汗は美徳とされた日も
    今は無理せず巣篭もる勇気を

    🌹

    199.ゆくりなく空を仰げば白雲の
    流れるさまにふとたじろげり

    198.もっと前に出会っていればと繰り返す
    辛くなるからもう言わないで

    197.引き返す勇気があれば良かったと
    俯きながら抱きしめる人

    🌹

    196.車降り杖つく母の前を行く
     優しくなれぬ炎昼だから

    195.右耳のガラスのピアス触る癖
     思い出しつつグラスを並べ

    194.夏の夜にとっくんとっくん待ちぼうけ
     早く会いたい予定日は明日

    🌹

    193.雪山で黒氷を取り拠点で
    冷蔵庫作り生肉を入れる


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    🌹 7/11(火)3人9首

    🌹

    192.潮騒が気おくれを呼ぶ
    難問を解くふりをしてキスをすませば

    191.手のひらを太陽にすかしてみれば
    神よ僕らはみんな無様だ

    190.赦されてしまった
    夏のたそがれが永遠になる罪を背負って

    🌹

    189.梅雨晴間喪服も揺るる風の吹き
    サックス響くラストステージ

    188.夏の恋夢現ゆめうつつかな忘れじの
    女ひとに焦がれて響く遠雷

    187.突然の夕立きみと雨宿り
    雨よこのまま止むことなかれ

    🌹

    186.欲望の人間模様愚かさよ
    行き着く先は闇か光か

    185.命とはかくもこんなん軽いのか
    宙果てると熟考せよ

    184.アチアチチ大地の悲鳴涙湧く
    いざ救い出せ手を差し伸べよ


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    🌹 7/10(月)3人8首

    🌹

    183.いつまでもおたまじゃくしのままでいる
    夏をあなたと泳ぎ切りたい

    182.黄昏に百合が匂い立つ
     純真なる少女は甘美な罠を巡らす

    181.夏の夜 一等星で綱渡り 
    サマードレスの裾ひるがえして

    🌹

    180.アサシンの笑みで生けたる紫陽花に
    葉は五枚あり君を待つ夜

    179.あの笹を棒高跳びの棒にして
    天を跨いで来いよ彦星

    178.炎天を走り抜けるや車椅子
    トップギアで君待つ町へ

    🌹

    177.袖口をつかむ私の手をつかみ
    つないで歩いた5メートル

    176.窓ガラス仄暗く映る君がいた
    自分の姿知らぬ恋人


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    🌹 7/9(日)2人6首

    🌹

    175.寝苦しき夜に目覚めて聞こゆるは
        蛙(かはづ)鳴く音と君の寝息と

    174.果てしなき青田の中をセーラーの
          襟はためかせ自転車の過ぐ

    173.沈黙を埋めるがごとく夕立の
         降りしきるさま二人見つめる

    🌹

    172.「本日はお車ですか?」「はい、そうです。」
    「飲酒の提供・・・」「まだ19です。」

    171.自動車は運転できる歳だけど
    お酒は飲めないややこしい歳

    170.それにしても何で年増に見えるかな?
    すぐにお酒を勧められるンよ


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    🌹 7/8(土)4人12首

    🌹

    169.海の碧と空の蒼にも染まらずに
    いつだってボクら無色透明

    168.夏色はひとの数だけあるのかな
    いつだってボクらは無色透明

    167.封じたる想いは深くあの夏の
    闇に溶けたる花火の残光

    🌹

    166.あの日から止まったままのカレンダー
    主のいない寝室に夏

    165.ご褒美は不思議な粉のソーダ水
    夏休みだけの魔法の泡

    164.好きなのはクリームソーダとそっぽ向く
    シャイな君ごと飲み干して夏

    🌹

    163.誰そ彼見えないようで知っている
    ようで知らないきみ星月夜

    162.電極のプラスマイナス偏って
    整えばほら緩く流れる

    161.今会えたことに意味ある過去のこと
    そっと寄り添う星のまにまに

    🌹

    160.白檀びゃくだんの 風が立つなり 夕涼み
     宵の明星 朝顔の影

    159.白い砂 足跡焼けて 西瓜割り
     沖の釣り船 カモメ追う竿

    158.庭石に 蜈蚣(むかで)飛び出し 逃げる子ら
     夕の打ち水 ヤマボウシ散り


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    🌹 7/7(金)5人14首

    🌹

    157.稜線を雲が包んでやがて雨
    屋根に打ち込むクレッシェンド

    156.泳ぐ前悲鳴が聞こえたシャワーにて
    嫌な冷たさ修行のごとし

    155.轟音と煌めく大輪その刹那
    夜空が割れて星屑落ちた

    🌹

    154.おつかれと肩をかすめて迷い蚊と
     運ばれいく満員電車

    153.差し入れを玄関脇におきました
    LINEが届く夏風邪の夕

    🌹

    152.もやもやのせいで焦がした鍋磨く
    自分磨きはまずはそこから

    151.この波に乗るまい決めた三分後
    あなたのペース呑み込まれてる

    150.言葉しか言葉なんかの真ん中で
    名のない想い短冊に込め

    🌹

    149.青空や飛行機雲が引いていく
    君と僕とのボーダーライン

    148.冷奴食べる季節になりました
    白い積雲真ん中を割る

    147.蝉の声イントロでしたアウトロと
    思っていたよこの真夏日の

    🌹

    146.夕暮れの美しく赤く染まる空
    浮き出る飛行機映画のようだ

    145.噴水で水飲むカラスたちの輪を
    横目で見つつ初夏の外飲み

    144.赤青黄芝生に花咲く園児たち
    短い夏を夏至から惜しむ


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    🌹 7/6(木)3人9首

    🌹

    143.スーパーボール掬いおまけの指輪光るのと
    ピカピカ笑う浴衣の子

    142.夏の星しんしん眠る赤ん坊
    君の人生幸よ多かれ

    141.ブランコをひとりでこげるとはしゃぐ子に
    木陰で汗をぬぐう三輪車

    🌹

    140.二人から溢れた想いが川となり
    笑顔は対岸途方に暮れる

    139.川の波愛しさつのるその度に
    揺れては遠のく水面のあなた

    138.七夕にかかる天橋1つだけ
    言葉を抱えて君と再会

    🌹

    137.幸せを感じる朝の合歓ねむの花
     明日は散るやも知れないけれど

    136.薪能たきぎのう歴史の中に組み込まれ
    三年前の思い出寂し

    135.ジリリリと警報響く地下街に
    地震ミサイルそれとも事件


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    🌹 7/5(水)4人9首

    🌹

    134.口を縫われて眼を潰されて
    耳を塞がれている昼の日中に

    133.人魚を食べ続けた女の肉は
    中から爆ぜて柘榴になった

    132.後ろから追いかけてきて追い抜いて
    覗き込まれて狂い始める

    🌹

    131.公園の 木陰立ち寄り 一休み
     団扇代わりに 指をふらふら

    130.焼鳥と 麦酒枝豆 盆踊り
     BGMは 囃子和太鼓

    🌹

    129.蝉の声夕焼け色に染まる雲
    急いで帰ろお腹が空いた

    🌹

    128.チューリップハット白さがまぶしくて
    スニーカーよりお揃い嬉し

    127.白シャツにトマトソースの水玉を
    ぼくもつけたよヘタななぐさめ

    126.白い靴落ちぬ汚れが勲章と
    母を泣かせた十代の夏


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    🌹 7/4(火)3人9首

    🌹

    125.親方の技を盗むと青年の
    打つ槌の音響かせて夏

    124.あと何度地元の神輿担げるか
    愉快な唄の余韻飲み干す

    123.急行の走ることなきローカル線
    ゆっくりでいいゆっくりがいい

    🌹

    122.君が見ていない間にゆっくりと
    腐敗してゆくトマトと私

    121.太陽がとろりと溶けたママレード
    君のパンに塗りつければ8時

    120.青稲が可視化する風浴びて行く
    直線・平面・無限なる空

    🌹

    119.聞き慣れぬカッペリーニにドハマりす
     冷製酸味あと引く美味さ

    118.シャリシャリの新玉サラダシンプルに
    柑橘ドレで美味さ倍増

    117.ポカリよりオーエスワンをすすめられ
    糖質カット意外といける


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    🌹 7/3(月)1人3首

    🌹

    116.夜に咲く花のようねと母笑い
    草上蛍そうじょうぼたる無限ではなく

    115.言の葉に頬を叩かれ泣く君に
    傘を渡したなごり梅雨の日

    114. 星玉ほしだまと君が名づけたこの涙
    天の川まで届くこと無く

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    🌹 7/2(日)7人19首

    🌹

    113.原爆忌ドームをよぎる風のあり
    遠空へ向け思いよ届け

    112.夏の星4000万歩の地図作り
    柳のごとく心のままに

    111.アクリル越はにかむ君のソーダ水
    弾ける泡に溶ける青空

    🌹

    110.暑い中 頭使うと もっと暑い
    スキズ聴きつつ夕涼みしよ

    🌹

    109.さっきまで友達だったはずなのに
    波がなにかをさらっていった

    108.あの夕陽沈んだら送っていくよ
    カセットテープお気に入り詰めて

    107.あんたたちのせいよあたしが溶けるのは
    アイスだって空気読むんだから

    🌹

    106.アイドルにハマる母ちゃんうちもだよ
    日々祭りだようちもだよ

    105.あついのに痩せないんだよ困ったね
    DNAの違いかな

    104.ここにいた天才的なアイドルは
    ちょっと胴長夏笑顔

    🌹

    103.夏の恋 薄着になった服の内
    見えそうで見えない 胸の内

    102.無責任「今だ、そこだ」とアドバイス
    割れたスイカは うぶな恋

    101.北風と太陽よりも脱がせ上手な
    夏のイケメン

    🌹

    100.夕焼けが映る遠浅ふたりして
    流れる汗も色はオレンジ

    99.慕い合う恋人繋ぎ汗まみれ
    見つめて笑う七夕の夜

    98.夕立に追い立てられて雨宿り
    しっぽり軒下よりそう二人

    🌹

    97.今頃になって冬物しまいつつ
    見るテレビには「みんなの歌」が

    96.分かり合うために選んだ表現が
    君は短歌で私は俳句

    95.一目見ていいね好きって言い合える世界
    私が望んだ世界


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    🌹 7/1(土)3人9首

    🌹

    94.浴衣きた きみのうなじの 後れ髪の
    あせばむ肌に 鳴きやまぬ蝉

    93.清流の 流るるままに 身をまかせ
    小鮎うれしき 飛び跳ねたらん

    92.夏の夜の 風がやんでは 酔いしれて
    君ねむる月 枕にうもれ

    🌹

    91.くりかえしとどろ陀陀陀陀闇が鳴る
    佛佛佛と波が泡立つ

    90.蓮ひらく音が聞こえた霧のなか
    宇宙の果てに何か生まれる

    89.天国と地獄の隙間の紅い薔薇
    悪魔のゆびがピアノを鳴らす

    🌹

    88.ただいまと畳の上にごろ寝して
     夢でいぐさの香り味わう

    87.風鈴の奏でる音に耳すませ
     時の流れもしばし忘れて

    86.寄せる波 言葉の海へ飛び込んで
     ただ響き合う音を求めて


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    🌹 6/29(木)2人6首

    🌹

    85.手に負えぬ速度で育つ夏野菜の
    ようにあれこれ夢が膨らむ

    84.苦手でも自ら採った野菜なら
    苦い顔せず完食する子

    83.君という花火が空に広がって
    消えずにさらに大きく燃えた

    🌹

    82.上げ潮に君の声聞き祭の夜
    影追う我の振り向く先は

    81.霧深くがらんの心で彷徨えど
    生きて帰れと君の道しるべ

    80.戦闘機キラリ雲間をかすめ去り
    使い捨ての命を生きる


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    🌹 6/28(水)8人20首

    🌹

    79.黄昏も「ええもんやねえ」夕焼けと
    笑顔と酒とみんなウキウキ

    78.この夏は(もう)待たなくていい
    この部屋に戻るつもりはたぶんないから

    77.熱き日に子らの無邪気な声のして
    平和像から鳩は羽ばたく

    🌹

    76.真夏日はすこしべたつくドーナツの
    空洞からはひかりが見えない

    75.海抜がゼロメートルの看板に
    わたしの海が呼応する夏

    74.暮れたってまだ青色に見えていて
    まるで白夜のようなときめき

    🌹

    73.酷暑日に クーラー強めの 店内で
     すするラーメン 至高の一杯

    72.「夏が好き」 眩しく笑う 君を見て
     「僕は嫌い」と 言えるわけなし

    71.ドンドンと 夜空に響く 花火の音
     すわカミナリか ネコ雲隠れ

    🌹

    70.蒸し暑きみなづきひのとはたたがみ
    駄目と隠れた忘れ得ぬ人

    🌹

    69.もくもくと入道雲がたちのぼり
    昔みた夏思い出す

    68.ひまわりの凛とした背と大きな葉
    影から眺め頼もしく思う

    67.みんみんとしゃかしゃかうるさけれどもさ
    これがなけりゃあはじまらねえさ

    🌹

    66.君の羽夏空向けてひらく時―。
    『躊躇わないで』向日葵の声

    65.ひとりきり夏旅かさね笑顔増す
    あなたの腕がもっと愛しい

    64.ありがとのひとつやふたつじゃ足りないよ
    もっと楽しもみんはいの夏

    🌹

    63.エアコンの温度調節あるある アル
    あなた寒くて私は暑い

    🌹

    62.わあ きれい!中継される花火見て
    テレビ画面を連写する母

    61.マンゴーがメニューに並ぶ時期が来た
    今年も制覇する気満々

    60.ほろよいとハーゲンダッツ買ってきて
    父が私のご機嫌を取る


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    🌹 6/27(火)3人9首

    🌹

    59.幸せへ向かって漕いだ自転車の
    ペダル南の空は青くて

    58.夏の夜をよく悲しんで朝が来て
    まだ「おはよう」の心あること

    57.キウイ手に風を受けつつ立っている
    夏の間の夢が覚めない

    🌹

    56.いのちへの尽きることなき愛惜に
    こたえるようにひらく朝顔

    55.自転車の列の最後に夜の手が
    触れなんとする夕焼けの空

    54.めっちゃめちゃめっちゃめちゃめちゃめちゃめっちゃ
    めちゃめちゃめっちゃめっちゃあおぞら

    🌹

    53.筋トレでハミ肉取れて ビキニ着る
    ボディビルかと 級友の言う

    52.夏の夜キラキラ光る 星達は
    空にとどまる 雨粒のよう

    51.向日葵にマリーゴールド ハイビスカス
    ビタミンカラー 夏の花たち


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    🌹 6/26(月)4人10首

    🌹

    50.ちいさな手きゅうりを剥いて切り分けて
    塩もみをしてペロリ完食

    49.この縁は一生ものね夕蛍
    きみにはとても言えないけれど

    🌹

    48.鉢の横居場所見つけてしがみつく
    かよわき蔓に我が身託して

    47.通り雨峠の空にかかる虹
    消えた先には夏の夕暮れ

    🌹

    46.歓声と打ち上げ花火 宵の月
     好きとは言えず ちらり横顔

    45.カルピスが氷を弾くメロディーに
     ドアが開いた夢の特急

    44.お祖母ちゃん たのんでいいと言われても
     どうしようかな クリームソーダ

    🌹

    43.紐を解きここに塗ってとささやいて
    震える指に恋を焦がして

    42.他愛ない君の笑顔にあはははは
    もう戻らない永遠の一夏

    41.気づかないフリをしたのはまだ君の
    優しさだった思い出の夏


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    🌹 6/25(日)14人40首

    🌹

    40.しっとりと雨の気配に花ひらく
    梅花空木の清らかな光

    39.かげもなくかたちもなくゆらゆらと
    こころもとなくただようものを

    38.雨あがりまとわりつく吸葛の
    蜜の香りよ日が暮れてゆく

    🌹

    37.誰からも借りられぬまま背表紙の
    文字はさやけし遠く蝉時雨

    36.のこされた傘を開けば百日紅
    顔をあげよと優しく降り来

    35.パレットに好きなみどりと青と黄と
    夏を描き切るまだ見ぬ色と

    🌹

    34.青田波吹き渡る風は
    ネコバスからの優しきそよぎ

    33.強い日差しに閉口し
    歩くだけでもう痩せ気分

    32.水着の季節到来
    明日からやろうダイエット

    🌹

    31.コンビニに駆け込み買った小さめの
    ビニール傘がまだ壊れない

    30.いつからか家のすぐ前の公園の
    夏祭りに行かなくなった

    29.思い出のソフトビニール人形は
    日に焼かれつつ出窓にて逝く

    🌹

    28.君の居ぬひとりご飯の味気なさ
     ビールの泡もそっと消えゆく

    27.持ち主は何処へ行ったの夏帽子
      ここで待つのか飛んでいくのか

    26.鉢植えの紫蘇の芽しっかり上を向く
       描く未来は今見えずとも

    🌹

    25.立ち枯れる紫陽花はもう見たくない
    涼し水無月雨の水無月

    24.晴れの朝あなたの声を聞きたくて
    今年も拾う凌霄の花のうぜんのはな

    23.いつまでも悲しいままでいいのだと
    枯れることない造られた花

    🌹

    22.事故起こし変形をした自転車よ
    カゴやスタンド俺より大事

    21.果てしない十二キロ先自転車で
    帰りは迷い服はねとねと

    20.同級生チワワのように吠えている
    運動不足?自転車なめんな

    🌹

    19.夕焼けの中を疾走少年は
    疲れることがキライくやしい

    🌹

    18.雨の夜は中島みゆきを聴いてます
    誰のせいでもない月曜日

    17.天頂にこと座のベガをおく夜は
    きみに借りてた SPITZ を聴く

    16.AIが奏でる詩歌の心地よさ
     匂いも吐息も感じぬままに

    🌹

    15.梅雨の恋かたつむりよりのろくって
    手も繋げない傘のせいかな

    14.夏の夜の魔法 手と手が少しふれ
    星よキラキラ時間を止めて

    13.木漏れ日がキラキラ揺れて道草へ
    ひっかかってる麦わら帽子

    🌹

    12.あの夏を忘れられずにつきつきと
    サイダーの泡の消えるのを追う

    11.砂浜に寄せては返す白波を
    サンダル脱いで膝をかかえて

    10.夕闇にふたりしゃがんでそれぞれの
    線香花火が落ちずに散れば

    🌹

    9.夏の恋始めましたの中華屋で
    酸いも辛いも酸辣湯に

    8.夏の恋閉店しますのシャッターは
    ガラガラガシャンちゃんと真っ暗

    7.ありがとうみんなのはいくたいかいへ
    しゅんかしゅうとうみんないちばん。

    🌹

    6.盆踊り近づく音にドキドキと
    掴んで歩くあなたの浴衣

    5.お土産にもらったアロハマカダミア
    真っ黒のキミお帰りなさい

    4.夏講習水兵リーベボクの船
    七曲シップスクラークか

    🌹

    3.「わたしよりキスが上手いの?」
    答えてよ執行猶予はあと3秒

    2.まだ青い果実は赤くなりたくて
    今夜あなたに食べて欲しいの

    1.ベッドには君とは違う膨らみの
    女がいるね明日晴れるね



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