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芋出し画像

䜜品になる料理ず、レシピになる料理。

    同じ料理でも、レシピになる料理ず、䜜品になる料理がありたす。䌁業のレシピ開発も、私の倧切な仕事の䞀぀です。

    商品やテヌマをいただき、「どうしたらもっず矎味しいか」「こんな䜿い方もできるんだ」ず感じおもらえる䞀皿を考えたす。

    芋栄えや䜜りやすさ、タヌゲット局、季節感。食材も、できるだけ党囜どこでも手に入りやすいものを遞ぶ。

    䞀方で、フヌドアヌト制䜜は、たったく違う考え方から始たりたす。

    最初に考えるのは食材ではなく、「䜕を䌝えたいのか」です。

    味だけではなく、その時間にどんな感情が残るのか。そのために、たず“ストヌリヌ”を考えたす。

    頭の䞭にある感芚を蚀葉にしおいく䜜業。この時間が、すんなり進むこずはほずんどありたせん。

    蚀葉が出おこない日もあれば、䜕日考えおも芋えなくお逃げ出したくなるこずも・・・。

    季節はい぀なのか。
    どんな銙りがするのか。
    甘さなのか、苊みなのか。

    色や質感を連想しおいっお、だんだん「こんな料理にしよう」ず食材を探し始めるんです。


    最初の詊䜜は、だいたいダサい。


    頭の䞭のむメヌゞを圢にしおみるず、驚くほど決たりたせん。

    お皿も違う。色も違う。味も、違う。

    「こんなんじゃダメだ・・・。」

    そう思うずころから、ようやく制䜜が始たりたす。

    臭みが気になる。色が沈んでいる。たずたりがない。綺麗にたずたりすぎお面癜くない。

    最初の詊䜜は、違和感しかありたせん。「䜕が違うのか」は蚀えるのに、「どうすればいいのか」がただ芋えない。そのもどかしさず向き合う時間が、䞀番長い気がしたす。

    食材を倉え、調理法を倉え、噚を替える。その繰り返しです。

    毎幎12月に開催しおいる食べる展芧䌚『Food Art Party』では、本に曞いた゚ッセむを、䞀皿ず぀のコヌス料理にしお届けおいたす。

    今幎で5幎目。
    気づけば毎幎、「去幎を超えたい」ず思っおしたいたす。

    職人ずしおの意地なのか、それずも衚珟者ずしおの欲なのか。毎幎、自分自身を詊䜜の沌ぞ远い蟌んでしたいたす。

    昚幎はもう蟞めおしたおうかず悩んでいたこずもあっお、詊䜜から撮圱たでの時間も限られおいたした。

    プロのカメラマンに頌んでいた撮圱の日。前日から仕蟌みをしお準備もしおいたしたが、できたものにどうしおも玍埗できず、再撮圱をお願いしたこずもありたす。

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    最初の詊䜜。この日は䜕を盎せばいいのかも、ただ芋えおいたせんでした。
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    䞍安なたた撮圱したら、南囜感・・・
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    同じ料理でも、噚が倉わるだけで景色が倉わりたす。
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    これが完成写真

    むメヌゞの解像床が䜎いず、料理に察しお、お皿や背景がミスマッチで蚱せない気持ちになっおしたうんです。

    匕き算が、䞀番怖い。


    玍埗がいかない時こそ、盛り蟌みすぎずいうこずがよくありたす。

    でも、ものづくりで䜕より難しいのは、「足すこず」ではなく「匕くこず」です。

    どうしおも䜿いたい食材同士の盞性が悪いこずがあったり。魚の臭みが立っおしたったり。色が濁っおしたったり。

    調味料や䞋凊理で解決できるこずもありたすが、ずきには勇気を出しお、䜕かを手攟した方が、グッず良くなりたす。

    でも、その匕き算が怖い。文字で軜やかに曞くず䌝わりにくい気がしたすが、本圓に怖いんです。

    い぀かもっず経隓倀が䞊がったら、魂から堂々ずしおいられるのかもしれたせん。

    でも、今の私はただ、せっかく来おくださるお客様に、「これだけ」ず思われたくない。

    もっず喜んでもらいたい。もっず驚いおもらいたい。

    そんな気持ちがあるからこそ、足したくなるのです。

    けれど、䞀皿だけが䞻圹では、コヌスは完成したせん。

    䞀皿が次の䞀皿ぞ、そしお最埌のデザヌトぞ。

    ストヌリヌのバトンを枡しおいくこずで、䞀床限りの䜓隓が完成したす。

    だから、ずきには足すよりも、匕く勇気が必芁になりたす。

    噚も同じです。

    同じ料理でも、噚が倉わるだけで、たったく違う䜜品になりたす。

    䞀人でやるこずの、限界ず芚悟。


    仕蟌みも、買い出しも、調理のほずんども、䞀人で行っおいたす。
    圓日アシスタントをお願いするこずはありたすが、事前準備は自分のペヌスで進めおいたす。

    チヌムがいたら、もっず倧胆なこずができるのかもしれたせん。

    もっず難しい技術にも挑戊できるのかもしれたせん。

    そう思うこずは、数え切れたせん。

    それでも今は、自分䞀人で仕蟌み切れるのか、珟実的に提䟛できるのか、自分の技術で実珟できるのか。

    その珟実ず向き合いながら、できる限り理想に近づける方法を探しおいたす。

    劥協ではなく、遞択。
    䞀皿䞀皿、その遞択を積み重ねた先に、ようやく䞀぀の䜜品が生たれたす。

    そしおその䜜品は、食べおもらっお初めお完成したす。その瞬間のために、私は毎幎、䜕床も詊䜜を繰り返しおいたす。

    もし、その䜓隓を味わっおみたいず思っおいただけたら毎幎12月に開催しおいるFood Art Partyぞお越しください。

    今幎は12月19日・20日、富士宮で開催予定です。

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    この文章は、前回の蚘事から続いおいたす。
    ただ読たれおいない方は、こちらもぜひご芧ください。

    Live, Love, Laugh, and Be
HAPPY.
    2026.07.08
    Mineko Koyama | Food Artist

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    食べるこずで完成するアヌトを぀くるフヌドアヌティスト。制䜜の裏偎・倱敗・気づきを䞍定期曎新。毎幎12月「食べる展芧䌚」Food Art Party開催。ご䟝頌はinfo@minekokoyama.comたで。

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