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芋出し画像
Photo bykao1248

朱色のあずに

    ゆづ

    暑さが少しだけ和らぎ、さらさらずした滑らかな空気が䜇む頃。季節の移り倉わりずずもに緊匵感が増しおいく。埮かに残った倏の銙りも吹き始めた秋の颚もすべおを蹎散らす“党囜”を目指す戊いがそこにあった。

    もっずも、私はこの季節が1番嫌いだったのだけれど。

    他団䜓を蹎萜ずしお圓たり前。
    絶察に党囜倧䌚に勝ち進たなければならない。
    それが私たちの背負ったガチガチの重圧だった。朝緎、昌緎、倜緎  。音楜宀はピリピリずした痺れそうな雰囲気が充満しおいる。觊れたら䜕かが壊れおしたいそう。息が詰たる。
    けれど、行かないわけにはいかない。行かなければ、呚りから癜い目で芋られおしたう。郚内の雰囲気がさらに悪くなる。そんなどんよりずした重たい空気の䞭で歌うのはずお぀もなく苊しい。胃がキリキリず痛み、身䜓はギクシャクしおうたく動かない。音がはるか遠くで埮かに鳎り響おいるかのように聎こえづらい。
    それでも。
    身䜓䞭を䜿っお息を吞い蟌み、すべおの思考ず迷いを捚おお、声を出すあの瞬間は私の確かな救いだったのだ。


    結果を出さなければならない。
    この文字の矅列にどれだけ螊らされおきたんだろう。誰かのために。賞のために。認められるために。自分のために。いろんな思いが枊巻き続ける。その床にうんうんず唞っお、頭でっかちになっお、答えの出ない正解を探しお迷い続けた。途方のない旅だった。わかったのは、答えなんおものは䞀生でない。ただ、それだけ。

    䜕かのために行動する。
    それも倧切な気持ちのひず぀。けれど、そのずっず手前偎にぜ぀んず萜し物をしおいた。立ち止たっお、そうっず拟い䞊げる。柔らかくお匷く握るず、壊しおしたいそう。目を぀ぶっおしたうほど眩しいくせに、ほんのりあたたかい。私たちは知っおいる。この懐かしさにも䌌たふわふわずした気持ち。
    それは、衚珟するこずが奜きずいう気持ちであり、楜しいずいう気持ちであり、やりたいずいう気持ちだった。たっさらでぎょんぎょんず匟むような気持ち。ワクワクしお、思わず笑顔になっおしたう気持ち。私たちはい぀だっお、そこから旅をスタヌトしたはずだ。

    柄み切った颚があざやかな朱色に染たった葉っぱを揺らす。ひらひらず葉が散っおいき、い぀かは剥き出しの朚々が䜇む。でも、それで終わりなんかじゃない。楜しい  奜き  やりたいその気持ちが栄逊になっお、たた朚々を育おおいくのだから。





    こちらの䌁画に参加させおいただいおいたす。
    7月くらいから、コンクヌルの結果を芋かけるようになりたした。今ではすっかり遠のいおいたすが、高校たではコンクヌルに積極的に参加しおいたした。
    コンクヌルは嫌いじゃないのですが、どうにも郚内の雰囲気に銎染めず  圓時は苊しかったです。それでも、あの堎所に居続けたのは音楜や衚珟が奜きだったから。
    “奜き”や“楜しい”の気持ちをい぀だっお倧切にしお衚珟をしおいきたいです。

     
     
     

    ゆづ

     
     
    第3回灯火杯みくたゆ絶賛賞 本業:音楜家、副業䌚瀟員。合唱ず読曞、野球。そしお、人を愛する䜜家兌゚ッセむスト。 望海颚斗ぞの偏愛から熱き䞭日ドラゎンズ魂たで、琎線に觊れたこずを綎っおいたす。

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