
美香、はじめました。(あとがき)
あとがき
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
「もし自分が違う性別で生まれていたら……」
「あと10年若ければ……」
「もっと容姿が良ければ……」
「今からでも『別の人間』として生きられれば……」
私自身、人生の折り返し地点を意識する年齢になり、こういった疑問に度々ぶつかるようになりました。今回、その答えの1つを、物語として仕上げてみました。
理想の自分と、現実の自分。
その乖離に絶望しつつ、それでも生きていかなければならない現実。
『君は――自分のことが好きかい?』
浩二郎のこの問いに、明確な正解はありません。
この物語が、皆さま自身にとっての『答え』に近づくきっかけになれたのなら、これほど嬉しいことはありません。
ありがとうございました。
真木原 湊