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新人指導で迷わない|「教える・問いかける」を3秒で判断する方法

    新人指導をしていると、
    「まず自分で考えてもらった方がいいのかな」
    と迷うことがあります。私もずっとそうでした。でも実際の現場では、考えてもらうことが助けになる時と、逆に新人を止めてしまう時があります。大事なのは、教えるか問いかけるかを気分で決めないことです。

    1.「どう思う?」がしんどくなる場面がある


    新人に「どう思う?」と聞くのは悪いことではありません。ですが、まだ知らないことまで考えさせると、新人からすると「それが分からないから聞いてるんです」となります。

    知らない段階の新人には、まず考えるための材料を渡すことが大切です。

    ここを外すと、指導したつもりでも動けない新人を増やしてしまいます。私自身も、考えさせることを重視しすぎて、相手の困り方を見れていなかったと感じることがありました。

    2.ティーチングとコーチングは役割が違う


    ティーチングは、答えや方法を教える関わり方です。
    コーチングは、相手が持っている知識や考えを引き出す関わり方です。

    たとえば血圧低下の場面で、観察項目が分からない新人には、「意識、脈拍、SpO₂、再検血圧を確認しよう」と教える方が早いです。これは時間のショートカットにもなります。

    一方で、ある程度経験がある新人には、「普段の血圧は?」「他に変化はある?」と問いかけた方が、自分の知識をつなげやすくなります。

    知らないならティーチング、知っているけど整理できないならコーチング。まずはこの2つで十分です。

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    3.失敗を避けるなら、急変時は迷わず教える


    使い分けで一番大事なのは、場面を間違えないことです。急変時に「次どうする?」と考えてもらっている余裕はありません。

    「酸素つけて」
    「血圧測って」
    「私は医師に連絡する」

    この場面は、安全優先でティーチングです。落ち着いてから、「何が起きていたと思う?」「もっと早く気づける変化はあった?」と振り返ればいい。

    急変中は答えを渡し、急変後に考え方を育てる。これが失敗を回避しやすい形です。

    安全と教育を同時に完璧にやろうとすると、どちらも中途半端になりやすいです。順番を分けるだけで、関わりやすさはかなり変わります。

    4.明日から使える、私の3秒判断


    私は迷った時、3つだけ見ます。
    「この新人は、まだ知らないか」
    「知っているけど整理できていないか」
    「今は安全優先の場面か」

    知らないなら教える。
    整理できていないなら問いかける。
    安全優先なら指示する。

    教える → 一緒に考える → 問いかける → 任せる。これを指導の軸にすると、関わり方がブレにくくなります。

    ティーチングとコーチングは、どちらも指導する時に大事な関わり方です。
    今の相手に何が必要かを見極めるための道具です。
    次に新人から相談を受けた時は、内容より先に「この人はいま、どの状態か」を見てみてください。それだけで、声のかけ方は変わるはずです。

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