
デリバリーで台湾かき氷!
台北の現在の気温は32℃。予報では今日の最高気温、35℃まで上がるとか……。
端的に言って、暑いです。
――こういう日のおやつは、やっぱり「剉冰」(かき氷)でしょう。
でも、根が怠け者のわたし。せっかくの週末に、わざわざ灼熱の通りを歩いてかき氷屋さんにまで行く気力がありません。
そこで、ウーバーイーツでデリバリーかき氷を頼むことにしました。
ただ待っているのも芸がありませんから、ブツ(?)が届くまでの時間を利用して、日本語の「かき氷」に該当する単語の、台湾での表記と発音について少しご紹介したいと思います。
台湾では、「かき氷」を「剉冰」と表記します。
「剉冰」という字は、一般的な中国語の発音なら「ツゥオ・ピィン」ですが、台湾語(閩南語)の発音では、「ツォア・ピィン」となります。
台湾では、一般的には「國語」(あるいは「華語」※)と呼ばれる言語が公用語になっていますが、これは日本で「中国語」と呼ばれる言語と――繁体字、簡体字という字体の違いはあるものの――基本的には同じです。ただ、台湾は多言語社会なので、この「國語」の他に、閩南語、客家語、更に先住民の言語が複数存在します。
閩南語が「台湾語」の代名詞となっているように、元々台湾は閩南語が主要言語で、「國語」が公用語になってからも、台湾の生活用語――特に食べ物の名称では、「台湾語」以外に発音しようがない物がかなりあります。
「剉冰」は、その代表的な一つだと言っていいでしょう。
……と言っている間に、届きましたよ! 台湾かき氷が!

日本では、かき氷と言えば白い氷の上にシロップをかける、あのシンプルなものしか知らなかったわたし。
台湾に来て、かき氷のイメージが大きく変わりました。
わたしが今日食べたのは「綜合紅豆」です。
「綜合」というのは、台湾の料理やお菓子のメニューによく書かれている文字ですが、「いろいろ入っている」くらいの意味に解釈しておけば大きな間違いはありません。(台湾旅行を計画中の方のための一口メモでした!)
今日デリバリーを頼んだお店の「綜合紅豆」は、文字通り「紅豆」(あずき)ベースで、その上にトッピングとして「粉圓」と「地瓜圓」が入っています。
「粉圓」というのは、「やや小粒のタピオカ」。「地瓜圓」というのは「地瓜」(サツマイモ)を加工したもので、モチモチッとした食感が特徴です。
おイモ好きのわたしとしては、この「地瓜圓」は外せません。

これを氷が入っている容器に直接かけたら溢れてしまうので、別な器に移しました。

つやつやのあずきと、喉ごしのいいタピオカ、モチモチッとした噛みごたえがたまらない「地瓜圓」……。
――暑い午後の至福のおやつです。
※最近日本では「台湾華語」という言い方がされるようになりましたが、これはおそらく、いわゆる「中国語」(中国での呼称は「普通話」)と区別するために日本人が作った呼称だと思われます。わたしは台湾で生活していますが、台湾人が「台湾華語」と言うのを聞いたことはありません。本文で紹介したように、台湾では「國語」か「華語」と呼ばれます。