
どしたん?話聞こか顔
私はどうやら悩みがあるように見える顔をしているらしい。
よく「なんかあったら相談乗るからね」と言われる。
酒の席でも隣に座ったおっちゃんに、
「悩みあるでしょ🥹」と、悩みを渇望される。
悩みってさ、そんなに溢れ出てくるものじゃねぇのよ。求められて話すもんじゃねぇのよ。
「え、悩みとかないですよー!」
って元気に答えると、
「え、ほら、なんかあるでしょ?会社のこととか!」
みたいな返答をされるので、
「あー、会社から出たらもう会社のことは考えないんです」
と答えている。
ほぼ忘れてるに近い。
あと、なんかイライラすることがあっても「ネタになるな」という感情が先に来る。
悩みを渇望してくる男子をバサバサ切り捨てていくのが、私の日常である。
そして、あいつらはなぜ他人の悩みに対して自信満々なんだろうか。自分の経験とかそんなに語りたいんだろうか。
たぶん彼らは、仕事に疲れた独身女性みたいなものに幻想を抱いている。
夜な夜なコンビニスイーツを食べながら将来を憂い、誰にも言えない悩みを抱えていると思っている。
残念ながら私は、スーパーで唐揚げに半額シールが貼られる時間のことしか考えてない。
すまない。こちとら食欲だけで生きている。
もっと軽めな悩みを作らなければならないのか。
「最近、寝ても寝ても眠いんですよね〜」とか。
「プリンとシュークリームならどっちを買うべきか悩んでて〜」とか。
そういう、人類に一切影響を与えない悩みを。
せっかく悩みを期待してくれているのだ。
次からは何か一つくらい用意しておこう。
悩みを。
あ、間違えた、エサを