私が出会った愛すべき男たち 三|受験勉強をさせてくれなかった男
二度目の恋だった。
束縛の彼のあと、優しさにころっとやられた。
まだ高校三年生。
一番お盛んなお年頃だった。
彼は好奇心旺盛だった。
私たちは受験勉強そっちのけで、
勤しんだ。
私も彼も進学校だった。
それなりに上の大学を目指していた。
……そのはずだった。
勉強したことは、
会うたびに頭から抜けていく。
結果は散々。
自業自得だった。
それでも将来を誓い合った私たちは、
お互いの家へ行きやすい路線に、
アパートまで借りた。
でも。
私は、
もっと好奇心旺盛な男に、
あっさり乗り換えた。

▶︎この作品を書いたあとに考えていたことを書きました。
創作ノート|受験勉強をさせてくれなかった男を書いたあとに、作品には書かなかったこと
