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「母親だから我慢する」を手放して、自分を整える時間を持てるようになった

「もう少しだけ、静かな時間がほしい」

こう思ってしまう瞬間があります。

毎日向き合いたいとは思っている。
それでも、心が追いつかない。

以前は、「母親なのだから」と気持ちを押し込めていました。
でも、今は、自分の心の声を聞くようになりました。


子どもたちは夏休みの真っ只中。
朝から夜まで、家の中に二人の声が響いている。
もう半月以上、ずっと一緒にいる生活。

6歳離れた兄弟。
下の子が産まれてくる前は、離れているから兄弟ゲンカはないと思っていた。
けれど、実際は違った。

声の大きな子供たち。
ケンカとなると、さらに声が大きくなる。

兄「オレのもの勝手に触るな!」
弟「痛い!叩かないで!」

兄「叩いてない!」
弟「叩いた!」

そして最後に、

弟「もぉーやだー!おかーさん、おにーちゃんがー」

このやり取りが、一日に何度も繰り返される。

大きな声。
叫ぶ声。
怒る声。

その音が、私の心を少しずつ削っていった。

どちらが悪いのか、決めなければいけないと思っていた

「どっちが悪いんだろう」

兄弟ゲンカが起きると考える。
間違っている方を注意しなければいけない。

でも、言ってることがそれぞれ違う。
どっちが本当なのか、わからない。

見ていないところでよく起きる。
判断が難しい。

弟が勝手に触ったのかもしれない。
でも、その前に何か嫌なことがあったのかもしれない。

お兄ちゃんが叩いたのかもしれない。
でもその時の気持ちは、私には全部分からない。

弟は下の子だから、守ってあげなければ。
そう思うこともある。

でも弟が不安になって、過度に反応しているときもある。

どちらかが悪い。
そんな簡単な話ではないのだろう。

兄には兄の見えている世界がある。
弟には弟の見えている世界がある。

子どもを理解することと、自分を我慢させることは違った

兄弟それぞれの思いがある。
それを想像するようなり、以前より冷静に見られるようになった。

でも、そこで新しい問題に気づいた。

「母親なんだから」

そこには自分の苦しさが隠れていた。

母親なんだから、受け止めなければいけない。
母親なんだから、我慢しなければいけない。

でも、大人だって我慢がどうしてもできないものもある。

「大きな音」
私が苦手なものの一つ。
耳栓を持ち歩くほど、音には敏感。

大きな声が続くと、気持ちがどんどんすり減っていく。

誰か悪いと言うものでもない。

誰だって得意不得意がある。
何が苦手か思うかも、人それぞれに違う。

私にだって私の苦手がある。
そこまで自分を抑えなくてもいいのでは、と思うようになった。

限界になった時は、その場を離れるようになった

ある日、また兄弟ゲンカが始まった。

弟「いたいよぉー、やめてー」
兄「何もしてないって!」

下の子が、大きな声で泣き叫ぶ。
それが続いている。一向に終わらない。

「ねぇ、どうしたの?」
声をかけてみる。

弟「おにーちゃんがまた嫌なことをしたー」
兄「おれ、何もやってないって!」

何度「もうやめよう」と声をかけても終わらない。
二人の声が重なって、何を言っているのかも分からなくなる。

ふと気づいた。
自分の余裕がなくなっていることに。

「あぁ、これは無理だ」

私は急いで玄関へ向かう。

「お母さん、どこ行くの?」

子どもたちの声が聞こえる。
でも、そのまま家を出た。

ひたすら歩いた。
ただ黙々と。

ひんやりした夜の空気。
少しずつ張りつめていたものがほどけていく。
さっきまでの苦しかった気持ちが、落ち着いていった。

「ああ、限界だったんだ」

怒っていたわけない。
子どもたちを嫌になったわけでもない。

ただ、自分を整える時間が必要だった。

離れることは、逃げることではなかった

以前は一人で家を出ることに罪悪感があった。
「母親なのだから、向き合わなければ。」

でも今は少し考え方が変わった。

離れることは、逃げることではない。
再び、子どもたちと向き合うための時間だ。

限界のまま一緒にいると優しい言葉は出てこない。
余裕がなくなって必要以上に怒ってしまうこともある。

だったらまず、自分を整える。
それからだっていい。

それも子どもを大切にする一つの方法なのだと思う。

自分の限界に気づくことから始める

母親だからといって、
何でもできるわけではない。
いつも穏やかでいられるわけでもない。

子供たちを大切に思っていても、
疲れることはある。
一人になりたい時はある。

それは、愛情がないからではない。

母親だって、どうしても苦手なのもある。
我慢する必要はない。

「本当は、私は今どうしたい?」

子どもたちの話を聞けるなら聞けばいい。
離れたいなら少し離れればいい。

自分を整える時間を持つ。
母親だからこそ、必要な時間なのだと思う。

あなたにとって穏やかに過ごすために、必要な時間は何ですか?


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