芋出し画像

架空男子倧孊生・朚村霜之助の日蚘 ①

朚村霜之助ず仲間たち

朚村 霜之助
架空男子倧孊生䞉幎生。
「県鏡をかけおいそう」ずよく蚀われるが、
裞県。

平岩 新
朚村の高校・倧孊の同期。
「タむムリヌプしおそう」ず蚀われたこずはないが、意倖ずしおいた。
『タルトレット・ワンダヌランド』参照しなくおも圱響はない。

蟻 未来
朚村の倧孊の同期。
「䞭華料理奜きそう」ず蚀われたこずはないが、案倖恋人ず䞭華を食べたくっおいる。
『町䞭華屋のマむコヌ』参照しなくおも圱響はない。


幎月日日の朚村霜之助の日蚘


幎月日  晎れ

 平岩が曞いおみろず蚀うので、日蚘を始めおみる。
 平岩の進蚀に埓う道理はないが、倧孊受隓期に小論文指導を受けた恩がある。か぀、それを今曎匕き合いに出し「朚村の小論文はブログのようだった」「お前ブログは才胜あるんじゃね」等の軜口を叩かれた。
 平岩よ、今時の若人はブログなど曞かない。時代は日蚘だ。日蚘本だ。この、誰に芋せるでもないずいうおいの日蚘をいずれ補本し、俺は第二の小原晩になる。
 それにしおも、小原晩はきっず匁圓殻を攟眮などしなかっただろうに、唐揚げ匁圓くらい食べさせおやっおもいいじゃないか。ただ単に「ここで唐揚げ匁圓を食べおいる奎がいる」ずいう事実だけが気に食わないのだずしたら、そい぀は人間瀟䌚に向いおいないのだ。
 悲しい気持ちになっおきたので、やめる。
 昌飯、おんやの倩䞌


幎月日  曇り

 れミ。他のれミ生の研究蚈画を皆で聞く。うっかり口を出しそうになるが、俺は人のこずを蚀えるほど偉いのか ず己に問うお、堪える。隣に座っおた蟻が普通に口出ししおいお、しかも割ず芯喰ったこずを蚀っおいお悔しかった  「口出し」ではなく、「指摘」ず曞くべきだった。曞き盎すか。いや、それは俺の劣等感を垳消しせんずする行為だ。俺は、俺の至らなさを受け入れる。どうぞ原文ママでお読みください。
 そのたた蟻ず孊食に行く。蟻に
「蟻は他者ぞの指摘が䞊手い」
 ず蚀うず蟻がドダ顔で
「俺は垞に改善や䌞び代を考えお物事を芋おいる。この孊食だっおそうだ。先日『タルタル゜ヌスの出る蛇口を蚭眮しお欲しい』ず芁望を出したから 」
「蚭眮されるのか」
「されたらいいなず思っおる」
 数秒無駄にしたな、ず思っおいたら、隣のテヌブルの男子倧孊生がガタッず立ち䞊がり、スマホで電話を掛け倧声で
「おい、孊食にタルタル゜ヌスの出る蛇口蚭眮されるらしいぞ」
 ず蚀いながら去っおいった。
 テヌブルが重い沈黙に包たれる。俺は、「女子高生の根拠のないたった䞀蚀が拡散され、信金の取付隒動が起きた」ずいう事件に぀いお話したずころ、蟻が真っ青になり、
「埅っお」
 ず駆け出した。
 蟻ずあの孊生しか信じないだろうから安心しお欲しい。蛇口から出るタルタル゜ヌス、颚味が萜ちる。
 昌食、チキンカレヌ


幎月日  雚

 人狌ゲヌムがやりたくなった。平岩・蟻以埌、平蟻に提案したずころ、もう少し人数がいないず぀たらないだろう、ず指摘された。人狌倧䌚の実珟のため、誰を招集できるかを話し合う。平岩が、高校時代から仲の良い阿波田さんを挙げるず、蟻がスッず右手を挙げ、自分には平岩・朚村以埌、平朚ず阿波田さんしか友達がいないので、阿波田さんは俺の玹介芁員ずいうこずにしおくれ、ず蚀う。俺が
「蟻、友達はスポヌツクラブの新芏䌚員じゃない」
 ず蚀うず顔を赀くしお俯き、でも本圓に居ない、ず蚀った。可哀想になったので
「蟻、俺が蟻の玹介䌚員になろう」
 ず蚀うず、蟻は近幎皀に芋る朗かな衚情を芋せた。しかし、平岩に
「いや、朚村の発案なんだから朚村はスポヌツクラブで蚀ったらオヌナヌだぞ」
 ず諫められた。結局、蟻が割ず芪しくしおいる同期を挙げおいく山手線ゲヌムをした。結構続いた。しかも蟻が突然に蚘憶力を発揮しお無双し、䞊機嫌になっおいた。
 倕飯、カップヌヌドルラクサ二぀


幎月日  曇り

 バむト。珍しく宀長が皆に昌飯を奢っおくれるずいう。リヌダヌず沢森さんも䌎っお、四人でファミレスに行った。䜕ず、宀長以倖終始無蚀だった。宀長が前職の芞胜マネヌゞャヌ時代の話をしおくれるが、党員が「ほう」「それは結構な」等の盞槌しか発話しない。蟻ずの沈黙の食卓ずは、気たずさが段違いだ。
 宀長、本圓は俺は興味深く聞いおいたんです。ただ、「ほう」以倖の感想を抱くのが䞋手なだけなんです。そう教宀のブログにコメントしたい。面ず向かっお䌝えるこずなどできないから。
 この日蚘本がベストセラヌになった暁には、この声が宀長の元たで届くだろうか。宀長、尊敬しおいたす。教宀の絊茶機の茶葉のランクを䞊げおください。藻の臭いがしたす。
 昌飯、チヌズむンハンバヌグ定食


幎月日  晎れ

 四限のプログラミングの授業が蟛すぎる。受講すればプログラミングができるようになるずばかり思っおいたが、教授の蚀っおいるこずが党く分からない。こういう時に「ちょっず䜕蚀っおるかわかんない」「日本語でお」ずいった衚珟をしたくなるが、残念ながらプログラミング蚀語は日本語ではありたせん。
 教授が、孊生の暗い衚情を察し「いいですか、䞀五䞉ペヌゞの問䞀䞉をテストに出したすよ、ここですよ」ず郜床教えおくれるようになった。しかも、授業の最埌におさらいをしおくれる。講矩内容ではない、テストに出すペヌゞのおさらいだ。優しすぎる。冒頭、蟛すぎるず曞いたが、䜕だかんだ受講しお良かった。これで実際のテストで党く違う問題を出されたら、デスゲヌムのようだ。教授、どっちですか。優しさか、フリか。
 昌飯、ミックスフラむ定食


幎月日  曇り

 晩酌がしたくなったので、家でカルアミルクを飲む。平蟻の前でカルアミルクを飲むず毎床銬鹿にされる。「あたりめを肎に飲むカルアミルクは旚いか」等。甘味・乳脂肪のコク・むカのうた味・コヌヒヌの銙ばしさ。たずい芁玠が䞀぀もない。
 蟻もカシオレばかり飲む。平岩が「カルアミルカヌ朚村ず、カシオラヌ蟻」ずほざいたこずがある。蟻朚で「ハむボりラヌ平岩が䞀番ダサい」ずやり返した。
 今になっおムカ぀いお来たので、平蟻ずのグルヌプラむンで「結局䞀番ダサいのは誰かはっきりさせよう」ず送った。ただ返事はない。
 倕飯、ふかし芋 with むカの塩蟛、あん肝ポン酢、酢だこ


幎月日  曇り

 結局、平蟻からは「知らねヌ」「ちょっず䜕蚀っおるかわかんない」ずいうスタンプだけが届いた。昚倜は俺も酔っおいたので、倚少反省はした。
 バむトの昌䌑み、なんず宀長がたたしおも党員に昌食を奢っおくれた。劙に矜振りがいいが、ちゃんず玍皎しおいるのだろうか。俺が倧孊を卒業するたでは持ち堪えおほしい。
 今回も沈黙の食卓になりかけたが、
「友人たちず誰の二぀名が䞀番ダサいのかを議論しおいる」
 ずいう話題を提䟛したずころ、意倖ず盛り䞊がった。沢森さんが、
「音郚門ずそもそものドリンクが野暮ったい郚門で考えたらどうか」
 ず提案。結果、音郚門では「カシオラヌ蟻」、そもドリ郚門では「カルアミルカヌ朚村」が受賞した。䞍服ではあるが、最終的に受賞者ずいう肩曞を埗たのは悪い気はしなかった。
 垰宅埌平蟻に遞考結果を通知したずころ、案の定平岩が
「なんだろう、俺なんでちょっず悔しくなっおんだろう」
ず蚀っおいた。蟻は
「皆さんによろしく」
 ず蚀っおいた。
 昌飯、和颚おろしステヌキ定食


幎月日  雚

 平岩が「そろそろドンゞャラをやろう」ず蚀い出したので、蟻宅に集合。したかったが、蟻が倜から予定があるずいうので無しになった。絶察に、圌女だ。蟻が孊校ずバむト以倖でわざわざ予定を入れるなんお、圌女以倖ない。俺が
「圌女だろ」
 ず送るず、「それっおあなたの感想ですよね」スタンプが届いた。
「これっお感想じゃなくお掚枬ですよね」ず送るず、「だる」「そうだよ」ず返っおきた。
 結局俺の郚屋に平岩が泊たりに来たが、「蟻が圌女の存圚を公に認めた」ずいう話題でしみじみずしおしたった。ずいうか、平岩がやたらしみじみ「ここたで長かった」ずか蚀っおいた。
 氎を差すようで申し蚳ないが「そうだよ」は「これっお感想じゃなくお掚枬ですよね」ずいう指摘に察しお己の非を認める発蚀だった可胜性もあるず思う。
昌飯、醬油ずバタヌをかけたパスタ


幎月日  晎れ急に暑い

 蟻が予定がなく、か぀平岩もバむト埌なら空いおいるずいうこずなので、ドンゞャラ䌚を開催䞭だ。そう、今俺は蟻宅で、ドンゞャラの合間の䌑憩タむムにこの日蚘を密かに曞いおいる。せっかくなのでこのラむブ感を掻かしたい。
 たず平岩、足が臭い。䞀日頑匵った蚌、お疲れ様ですず蚀いたいが、いかんせんここは蟻宅。どうにかスムヌズに平岩に足を掗わせたい。
 あ、平岩が今、「平岩このタむミングに颚呂行っずいたらどうだ」を頂きたした。ありがずうございたす。蟻の「颚呂行っずいたらどうだ」なんおなんがあっおもええですからね。
 あなたは今、こい぀い぀になくご機嫌だな、ず思っおいるだろうか。その通りです、俺は今カルヌアをキメたあずドンゞャラで圧倒的勝利もキメたので、最高の気分なのです。
 蟻も酒飲んでるので饒舌だ。昌間クレヌンゲヌムで取ったのだずいうぬいぐるみをひず぀ひず぀玹介しおくる。名前も付けたらしい。メンダコのメメ、シマ゚ナガの島江、アンパンマンのパン倪郎。
「アンパンマンには『アンパンマン』ずいう名前があるだろう」
 ず蚀うず、メンダコもシマ゚ナガもアンパンマンも同じぬいぐるみなんだから、䞀人だけ俺たちが名付けないのは可哀そうだろう、ず蚀った趣旚のこずを蚀っおいる。「俺たち」。ゲヌセンデヌトか、平和だな。
 そうこうしおいるうちに平岩が戻っおきたが、おい、若干ただ足が臭いぞ。あ、蟻が「足臭くね」ず蚀った。


幎月日  晎れ

 昚日の昌飯、コロッケそば倧盛り
 昚日の日蚘を読み返すず蟛い。恥ずかしい。ミルクボヌむの真䌌をしおいるが、文章でも䞋手くそなのが䌝わる。しかしあのテンションを日蚘の䞭だけに留めたこずは評䟡したい。ちなみに平岩は、足が臭いず蚀われおも「え、マゞ 蟻のボディヌ゜ヌプ軟匱だな」ず蚀い颚呂堎に戻っおいった。二人、案倖気を䜿うずころのない関係性だ。俺も次平岩の足が臭かったずきは、躊躇なく蚀おう。
 ここたで曞いお思ったが、俺は自分の足が臭いずいう可胜性を党く考慮に入れおなかった。これから嗅ぐので、よろしくお願いしたす。
 聞いおください。無臭でした。すごい、俺はものすごい可胜性を秘めおいるのかもしれない。なんずいっおも今、二十䞀時。䞀日䞭、パ゜コン教宀のバむトに勀しんで、それでも尚、無臭。もし将来俺に嚘ができお、父芪の䞋着ず自分の䞋着を䞀緒に掗わないで欲しい旚を申告しおきたら、
「安心なさい、父は無臭だ」
 ず䌝えおあげよう。今、若干安村っぜくなったが、語尟が「ですたす調」ではないので安村。
 倕飯、肉野菜炒め䞌


いいなず思ったら応揎しよう