「もう旅行に行きたいと思わへんな」秋晴れの赤倉テラスで、夫婦で気づいた移住の幸せ☆Vol.124
昨日、他のSNSにもリール載せたのですが、シルバーウィークの最終日は本当に気持ちのいい秋晴れでした。 ゴルフ練習場で軽く体を動かしたあと、赤倉の「Bakery & Table」のテラス席でゆったりランチ。
目の前に広がる青空と山の緑を眺めながら、ふと夫がしみじみと言いました。
「家から近くても滅多に来んけど……やっぱり天気のいい日のここからの眺めは、ホンマにええよなぁ」 「うん、癒されるなぁ」
そんな他愛のない会話を交わしながら、ふと大阪で暮らしていた頃のことを思い出していました。
◆ 「脱出」を繰り返していた大阪時代
大阪にいた頃は、自宅のすぐ隣が仕事場。 オンとオフの境目がなく、いつもどこか気が休まることがありませんでした。
当時すでに仕事をリタイアし、私の代わりに一生懸命家事をこなしてくれていた夫も、自宅にいる時間が長いぶん、きっと私以上に気苦労が多かったはずです。
だからこそ、温泉好きの夫は 「今月末、有馬にでも息抜きに行くか?」 とよく声をかけてくれました。 夫婦そろって日常からのリフレッシュを求め、ここ妙高や、遠くタイへ「脱出」するように旅に出ていたものです。
◆ 窓の外に広がる景色が、日常を全部「非日常」にしてくれた
「でもなぁ、ここに住んでたら、もうわざわざ旅行に行きたいなんて思わへんなぁ(笑)」
テラスで顔を見合わせて、思わず笑ってしまいました。 温泉なら、車で数分のところにいくらでも名湯が湧いている。
何より、日々の暮らしそのものが景色に包まれています。 夫は朝食を終えると、寝室に設えた自分のPCコーナーにこもるのが日課ですが、「ここから見える窓の景色がどれだけ素晴らしいか、どれほど癒されるか」を熱っぽく力説してくれます。
私も同じ。 妙高に来てからは、キッチンの窓から見える雄大な景色のおかげで、台所に立つことがまったく苦痛ではなくなりました。むしろ「今日は何を作ろうかな」とワクワクする時間に変わったのです。
旅先でしか味わえなかった「非日常の癒やし」が、今は私たちの「日常」の中にちゃんとある。 ここに来れたことに対する、感謝の念すらわいてきました🙏

◆ 迫りくる豪雪の冬と、高原の不思議な大賑わい
……とは言っても、私たちシニア夫婦。 初めて迎える雪深い妙高での「越冬」には、正直なところ「一体どうなるんやろ……」と今からかなり緊張しています(笑)。
「そのうち、雪が一番深い時期だけは、大阪にいた時みたいに暖かい国へ脱出したりしてな?」 なんて笑い話をしていたその時。
静かだったベーカリーの駐車場に、突如として色鮮やかなスーパーカーが次々と滑り込んできました。 「えっ、何ごとの集まり!?」と目を丸くしていると、車から降りてきたオーナーの皆さんも颯爽と店内へ。
さらにパンを食べ終えて店を出ると、アカカン(赤倉観光リゾート)から温泉街へと続く一本道が見たこともない大渋滞! 普段はガラガラの駐車場にも「満車」の看板が並んでいます。
車を降りた人たちが坂道を下ってどこかへ向かっているので調べてみたら、どうやらこの日は「信越五岳トレイルランニングレース」の表彰式だった様子。100マイルの過酷な山道を走り抜いたランナーたちの熱気と、名車を連ねたツーリングの熱気が、ちょうどこの場所で合流していたのでした。


自分たちのこれまでの人生を振り返りながら、静かに景色を眺めていた夫婦のまったり時間と、周りのエネルギーと賑わい。
その不思議なコントラストがなんとも面白く、心に残る連休の締めくくりとなりました。
