
螺旋階段を下ル
螺旋階段を下ル
グル・グル、グル・グル
終わりはミエナイ
螺旋階段で出逢ウ
アリス、エミール、カント
まだ、会話はウマレナイ
「またね」
「また。」
「……。」
いつからだろうか、
みんなで会話をハジメタノハ
いつからだろうか、
みんなとの会話がタノシクナッタノハ
まだカントは喋舌らない
もしかして、喋舌れないのだろうか?
カントは微笑む、優しい笑みで、暖かい眼差しで。
−−−あれれ?
アリスがいう。
エミールが泣いてるよ。どうしたの?悲しいの?
エミールは頷く。
静かに涙を流す。
そして頬は朱く染まる。
またアリスがいう。
エミール、うれしいの?よかったね。
これからはみんないっしょだよ
ふと見上げると、水平線に浮かぶ夕陽があった。
いや、旭かもしれない。
「まぁどうでもいいか」
太陽を背にして歩く。
歩いて、
歩いて、
歩いた。
気付くとまた階段に戻っていた。
「あーあ、また来ちゃったか笑」
「うん、また逢いたくて」
「……。」
その晩、私たちはそっと涙を流した。