おらぁニャン太だ!第14話 主人のおしゃれ考
主人は、何か自分の思って来たシニアのおしゃれについて考えているようだ。
――いい歳なのに何で今さら『おしゃれ』なんだ?
「年取ったらこれが大切なんだよ、毎日の生きがいとして。私の持論聴いてみるかい?」
――分かった、聴いてみるよ。チー坊も聴くかい?
『どうでもいいけど、あとでチュールくれればな』
――相変わらずだな、お前は。
「本題に入るぞ!」と主人
さて私が考えるに、歳とって仕事から離れると暇になる。
時間は有り余っているが、「めんどうくさい、かったるい、疲れるから」と家に閉じこもる。
こんな気持ちに流されそうになる自分を
「生きているのだから、毎日を楽しく送ろう!』と前向きな自分に引き戻すのが大切なんだ。
毎日鏡を見ては「ずいぶんくたびれてきたな~」とつぶやく。
姿見に映る体形も若い頃とはずいぶん違う。
つい昔の自分と比べてため息が出る。
でも見方を少し変えてみる。
「年取ればみんなこんなもんよ、ちょっと工夫すれば何とかなりそう」
『まあ年にしてはイケてる方じゃない、面倒だがやってみるか』
シニアに大切なのは俗にいう『行きがい(生き甲斐)』と『やりがい(やることがある)』だ。
「ちょっとおしゃれして、特に人に会わなくても、一人で公園を散歩して、図書館にでも行こうかな?」と気軽に出かけることが大切だ。
考え方を変え、外見を少し整えて、行動することで自分の笑顔を取り戻そう。
男性シニアも近所に行く時でも、ルーズないつもの古い部屋着を脱ぎ、
こぎれいな服に着替える。
面倒だけど、着替えることが気分転換になり、頭を活性化しボケ防止になるよ。
【おしゃれは人に見せるためじゃない。今日の自分を元気にするためなんだ】
「まあ初回はこんなとこかな。ニャン太とチー坊、聴いてたかな?」
姿勢正して座ってたチー坊は『眠くなったけど、あとのチュールがあるからな』
――人間のおしゃれって、ずいぶん手間がかかるんだな。
まあオレは毛づくろいだけで十分だけどな
主人の持論を、たまに聞いてあげるのもな・・・まあ、ニャーいっか!
