
若者だけじゃない。60代の2人に1人がAIで買い物する時代へ
研修講師、手話通訳士の横山熊太郎です。
AIを活用しながら、シニア向けの情報や、書籍やガジェットの紹介などをしています。
「AIは若い人のもの」
そんなイメージ、もう完全に過去のものになりました。
今回の調査(株式会社いつも)で明らかになったのは、
60代でも“2人に1人以上”がAIで商品を探しているという事実です。
しかもこれは「ちょっと試した」ではなく、
日常的な買い物の一部として使われているレベルにまで広がっています。
元記事はこちら
AIは「試すもの」から「当たり前の道具」へ
まず驚くべきは、この変化のスピードです。
AIで商品検索をしたことがある人は、
2025年4月:47.1%
2025年12月:64.0%
わずか8ヶ月で、約1.3倍に増加しています。
これは単なる流行ではありません。
人々の中で、AIはすでに
「新しい便利ツール」ではなく
“使って当然のインフラ”に変わりつつあるのです。
20代は「AIで探す」が当たり前
20代のデータを見ると、さらにはっきりします。
AI利用経験:81.9%
商品検索への活用:79.5%
つまり、
「AIを使ったことがある人のほとんどが、買い物にも使っている」
という状態です。
AIはもはや遊びでも学習ツールでもなく、
“買い物の入り口”になっているのです。
そして本題。60代にも広がったAI
ここが今回の最大のポイントです。
60代のAI利用経験:52.3%
商品検索での利用:53.3%
なんと、
使ったことがある人より、実際に買い物で使っている人の方が多い。
これはかなり象徴的です。
つまり、
「試しに触った」ではなく
「役に立つから使っている」
ということ。
デジタルデバイド(世代間のIT格差)は、
確実に縮まっています。
なぜここまで広がったのか?
答えはシンプルです。
「タイパ(時間効率)」です。
調査では、
54.7%:短時間で探せる
45.9%:比較・要約してくれる
という結果が出ています。
これ、実際に使っている人なら分かるはずです。
例えば、
「おすすめのモバイルバッテリー教えて」
「60代男性向けのプレゼントは?」
と聞けば、
比較・要点・結論まで一気に出てくる。
これはもう、
従来の検索には戻れません。
AmazonにもAIが入り始めた
さらに注目なのが、
EC特化型AIの登場です。
代表例が「Amazon Rufus」。
特徴はシンプルで、
Amazonの中で、AIがそのまま商品選びを手伝う
というもの。
しかも、一度使うと継続率が高い。
これはつまり、
検索 → 比較 → 購入
という流れが、
完全にAIに統合され始めているということです。
これからの買い物は「検索しない時代」へ
今回の調査から見えてくるのは、
単なるAI普及ではありません。
もっと本質的な変化です。
それは、
「自分で探す」から
「AIに選んでもらう」への移行
です。従来は、
キーワードを考える
検索する
比較する
という手間が必要でした。しかし今は、
聞くだけでいい。
手話通訳の現場にも通じる話
ここ、少し専門的な視点でお話します。
手話通訳も同じです。
初心者は、
単語を探す
対応手話を当てる
という「検索型」になりがちです。
でも実際の通訳は、
意味を理解して、瞬時に最適な表現を選ぶ
というプロセスです。
これ、AIと似ていますよね。
つまり、
人間 → 検索から翻訳へ
AI → 検索から提案へ
同じ方向に進んでいるのです。
60代にとって、これはチャンス
ここが一番伝えたいところです。
多くの人はこう思います。
「今さらAIなんて…」
でも現実は逆です。
今回のデータが示しているのは、
60代でも普通に使っている
という事実です。
つまり、
遅いどころか、今がちょうどいいタイミング。
むしろ、
これから使う人
すでに使っている人
で差がつく段階に入っています。
まとめ:AIは“若者の武器”ではない
今回の調査を一言でまとめると、
AIは、全世代の生活ツールになった
ということです。
そしてこれからは、
知っているかどうか
ではなく使っているかどうか
で差がつきます。
もしまだAIを「難しそう」と感じているなら、
まずは一度だけ、こんな質問をしてみてください。
「自分に合う○○を教えて」
それだけで、世界が少し変わります。
そして気づくはずです。
「ああ、これは便利だ」と。
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