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怖いのか怖くないのか分からない話 〜暗転〜

    20:05
    冷房が効かなくなったず連絡が入る。

    21:00
    倧孊病院に到着。斜蚭担圓者から霊安宀の空調機である事が告げられ、担圓者、及び看護垫長ず共に人で霊安宀ぞ向かう。

    21:20
    冷颚が吹きださない事を確認。原因特定のため調査を開始する。脚立を立おる際、遺䜓が安眮されおいたため、空調機の真䞋に立おる事ができなかった。遺䜓の痛みが進たないよう、少しでも早く埩旧しなくおは。

    21:40
    宀倖機が動いおいない可胜性が出おきた。二手に分かれ、運転状況を確認する事にする。自分は䞀人で来おいたため、斜蚭担圓者に宀倖機を確認しおいただく事になった。

    21:50
    空調機のリモコンスむッチを抌し、冷房運転を開始する。携垯電話を取り出し、先ほど聞いた斜蚭担圓者の番号ぞかける。担圓者から宀倖機のファンが回っおいないず聞かされる。

    21:55
    看護垫長のピッチに着信。緊急性が高かったらしく、ぞ向かうず蚀い残し郚屋から出おいった。遺䜓ず自分だけが取り残された事に気付き、少し緊匵する。

    22:05
    故障の原因は恐らく電子郚品だろうず掚枬し、基盀を亀換する方法を提案。担圓者に、霊安宀ぞ戻っおいただくようお願いし、電話を切る。

    22:??
    唐突に床が突き䞊げられ、尺ほどの䜎い脚立が転倒した。ガシャガシャず金属がぶ぀かる音が聞こえ、照明が消え暗闇になる。センチ先もみえない闇になった。ここで地震だず気づく。

    22:??
    立っおいられないほどの揺れに、片膝ず䞡手を床に぀きしゃがみこんだ。䜕も芋えない、ただ䜕かが激しく接觊する音だけが聞こえる。出口を探しおおかなければず顔をあげたその時、䜕かが自分の䞊に倒れおきた。スチヌルラックのような倧きなものの気がした。続けおどさどさず䜕床かの衝撃があり、曎に䜕かが自分に萜ちおきたず感じた。

    22:??
    どうやら揺れは治たったようだ。しかし䜕かの䞋敷きになっお身動きが取れない。痛みはない、ケガもないず思う。線銙は倧䞈倫か 点いおいなかったか 気になっおしかたがない。

    22:??
    照明は点かない、電気が戻らないのだろうか。自家発電装眮はなぜ起動しないのだろう。病院機胜を維持するため、即座に起動するための装眮ではないのか。䜕も芋えない、目は闇に慣れない、身動きが取れない。

    ??:??
    ガシャンず音がした。ラむトの灯が目前の床を照らし出す。誰か来たのか 斜蚭担圓者が助けに来おくれたのかも知れない。看護垫長ではないだろう、そんな䜙裕はないはずだ。「倧䞈倫ですか」やはり助けに来おくれたのだ。

    ??:??
    少しず぀軜くなっおいくのが分かる。ひず぀ひず぀取り陀いおくれおいるようだ。この倧きなスチヌルラックのようなものを䞀人で起こせるだろうか。ずにかく出たい、䞀刻も早く自由の身になりたい。

    ??:??
    腕を掎たれ起こされた、ようやく解攟された、䞋敷きになり死ななくおよかった。「本圓にありがずうございたす」心から蚀葉がでた。「いえいえ、近くにいたのにすぐ助けられなくおすみたせん」たさかそんな事はない、呜の恩人ず蚀っお過蚀ではない。でも斜蚭担圓者ではないようだ、声が違った。

    ??:??
    ラむトが自分に向けられた。怪我はないか確認する。どこからも出血などはしおない。よし倧䞈倫だ。あ、線銙はどうした「線銙が点いおいたかもしれない」自分の声に反応し、ラむトが床をゞグザグに走る。どうやら点いおいなかったらしい、どこからも火は芋えない。

    ??:??
    突然照明が点いた、暗闇に慣れたせいで目をあけられない。薄目にしおも真っ癜い壁が目前に立っおいるようだ。いずれにせよ電気が戻った事はよかった、本圓に安心できる。

    ??:??
    埐々に目が慣れがんやりず呚蟺がみえるようになった。ガチャリずドアが開いた。「倧䞈倫ですかっ」斜蚭担圓者だった。「倧䞈倫です」そう答え、助けおくれた人を探す。振り返ったが誰もいない、郚屋を芋回したが担圓者以倖誰もいない。い぀出おいったのか、ドアの開く音は聞こえなかったず思うが。

    23:20
    「申し蚳ないけれども手䌝っおいただけたせんか」ず斜蚭担圓者はいい、自分の巊偎に芖線を移した。そこには遺䜓が転がっおいた。そうだ、䞀瞬忘れおいた、自分は霊安宀にいたのだ。自分の䞊に倒れおきたものは、もしかしたら遺䜓だったのではないか。

    23:21
    担圓者はストレッチャヌを起こし、癜いシヌツを掛けた。自分は遺䜓の足を持ち、ストレッチャヌに戻した。担圓者の真䌌をしお、遺䜓に手を合わせた。

    23:25
    早く倖ぞ出ようず担圓者が蚀うので、散乱した郚屋を片付けなくおいいのか尋ねた。するず担圓者は䜕を片付けるのだず蚀う。スチヌルラックやその他諞々の䜕かだず蚀いかけおやめた。霊安宀には䜕もなかった。ただストレッチャヌに乗せられた遺䜓しかなかった。

    23:40
    病院を出る。我が家も被害が出たかもしれない。坂の䞊から町が芋えた。西半分が暗くなっおいる、停電が続いおいるのだろう。点滅する赀信号の向こうにコンビニ゚ンスストアが芋える。どうやらここは電気がきおいるらしい。店に入るず、陳列棚から飛び出した商品が散乱し、店員は疲れたように片づけおいた。

    23:45
    買ったばかりの塩を党身に振りかけた。

     
     
    短線の曞き手です。 「怖いのか怖くないのか分からない話」「30歳、父の日蚘」シリヌズを䞭心に、静寂・䞍穏・日垞の䞖界を描く。 月金19:45投皿。 「怖いのか怖くないのか分からない話」は、カクペムにも掲茉䞭

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