
ムーンとあたたかいスープのお話🌙1~旅立ち~【大人の童話】『孤独が少しだけ、温かくなる夜のお話』
読んだ人が不思議な空間へ一緒に旅をして、なんとなくホッコリできるような物語(ショートストーリー)です。疲れを感じ、心を無にしたい方は是非、読んでみてください。
広い草原にゴロンと寝転び、夜空を見上げて星の数を数えだした。…………49、50、51、52、53、…あれ?先週はあんな位置になかったはずの星座があるぞ!「あれはなんだろう?」思わず夜空に向かって叫んだ。しかし、だれからの答えもかえってはこない。
人は群れるのが得意だが常に孤独だ。そんなことは悟っているかのように、返事のない夜空へまた叫んだ。今のは自分への問いかけだから答えはいらない!むしろ答えないで欲しい!と。
歳の頃は10歳前後、自分を星の子と呼ぶこの子のことはスターでは名前負けしそうで、可哀想なので呼び名はひとまず、ムーンとしよう。これからムーンのお話が始まります。