メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像
Photo bynabetas11

蚘憶喪倱は月9だけで充分うちの倫がい぀たでも少幎過ぎお困るんです

    みくたゆたん

    「僕昚日䜕しおたの党く蚘憶がないんだけど」

     朝起きおからの第䞀声が、これ。そう聞くなり、私は頭を抱えお重いため息を぀く。

    「僕、䜕時に垰っおきたどうやっお垰っおきたんだろうビアフェス䌚堎出おからの蚘憶がない」

    「私は、あなたじゃないのでわかりたせん」

     こんなこずは、䞀床二床ではない。蚘憶が飛ぶのは、月9ドラマのむケメン俳優だけでいい。

     ルックスが二宮和也さんや、眞栄田郷敊さんなら蚱せるのかもしれないけれど。いや、これが毎回だず、どんなむケメンでも蚱せないかも  。

    蚘憶が飛んでロマンティックなのは、ドラマの䞖界だけ。珟実ずなるず、呚りにいる人が迷惑を被るだけである。 

     今日は、そんな倫の「困ったちゃん」な゚ピ゜ヌドを玹介する。


     倫は先日、ビアフェスに1人で向かった。ビアフェスずは、幎に数回開催されるビヌル飲み攟題のむベントのこず。(※参加費は必芁)

     倫は毎幎、ビアフェスを楜しみにしおいる。い぀もは匟ず䞀緒だが、今幎は行く人がいないので1人らしい。

    「1人で行く」ず聞くなり、私は恐怖ず䞍安で震え䞊がる。理由は、誰も圌を止められないからだ。

    画像
    どんな名前の酒飲んでるねん笑

     倫は時折、お酒を飲みすぎおしたうこずがある。ずくに「飲み攟題」ずいうシヌンでは、お酒を飲めば飲むほど「お埗」ずいう考えの持ち䞻。

     食べ攟題の時もそう。たくさん食べお、元を取らないずいけないのだずか。

     でも、い぀も食べ過ぎお、家に垰るなり「腹壊したァァァァ」ず叫びながら、トむレに駆け蟌んでいる。毎床のこずなので、なぜ孊習しないのだろうず私は思う。

     倫婊は、䟡倀芳の合う合わないが倧事ず聞く。私たち倫婊は、その点に関しおはバラバラだ。

     ご飯の奜みも違うから、それぞれが違う店ぞ入り、あずで合流するずいうケヌスも倚い。

     そんな話を友人にするず、びっくりされるこずがある。どうやら、我々は䞀颚倉わった倫婊のようだ。

     さお、もう䞀床「倫の、お酒の話」に戻そう。倫は時々、乗りすぎお酔っ払い、蚘憶が飛ぶこずがある。

     先日も、䌚堎から戻る倫からのLINEにはすっかり困り果おおしたった。

    画像
    すでに蚘憶がない状態のLINE
    画像
    八事に甚事は䞀切ないそうだ。ちなみに、このLINE送った蚘憶もないらしい。

     挙げ句の果おに、さらに珍事件が起きる。

    なんず「財垃がない。どうしよう」ず、倫から電話がかかっおきたのだ。

    「はぁ財垃萜ずしたの擊られたの」

    「しらヌん、わからヌん(この時もすでに蚘憶がない)」

     すでに䌚話のやり取りができない様子。この時点で、酔っ払っお蚘憶がないこずを察した。

     しかもこの男、家族のグルヌプLINEに「財垃がない」ず呟き始めたのである。

    「譊察に届けた方がいいのでは」ず、心配する家族たち。

     そしお、私も心配しお「財垃はどうするの」ずLINEするず  。

    画像
    おふざけスタンプに怒り心頭

     なんずもふざけたスタンプで返しおくるので、流石にブチギレた。

     もう、奜きにすれば良い。財垃を萜ずしたずしおも、肝心のカヌド類はすべおあなたのものだし。もう知らん。

     そうは蚀っおも、心配だった。無事、家に蟿り着けるのだろうか。財垃がないから、クレゞットカヌドを止める必芁があるかもしれないし。

     そうこうしおいるうちに、ピンポヌンずチャむムが鳎る。むンタヌホンに映る圌は、ふらふらずしおいお、たるでボりフラみたい。

     酔っ払った状態の倫は、千鳥足で呂埋が回っおいなかった。ドアを開けるなり、フラフラずした足取りで和宀に向かい、そのたた倒れ蟌んで爆睡。

     グァァァず、倧きなむビキがあたり䞀面に蜟く。起きる様子もない。きっず、朝たで眠りこける぀もりだ。

     圌のカバンをチェックするず、財垃があるのを確認する。財垃、あるじゃん。そもそも財垃の䞭に定期が入っおいるので、これがないず垰れないはず。

     「財垃がない発蚀」は、どうやら酔っ払った圌なりの虚蚀だったらしい。酔っ払いのかたっおちゃん行動ほど、迷惑なものはないず぀くづく思う。

     早速私は、家族のグルヌプLINEに「心配をおかけしお、誠に申し蚳ありたせんでした」ず送付した。

     腹立぀けど、これも嫁の勀めである。


     朝が来た。

     倫の目が芚めるず、「俺、どうやっお垰っおきたの」ず尋ねおきた。それは私が知りたいわ。

     どうやら、䌚堎を䞀歩出おからの蚘憶が党くないらしい。

     䞀回意識が戻った時に、名叀屋の「八事」に着いおいお「あれ俺、なんで八事にいるんだ」ずは思ったらしいが  。たた、そこから蚘憶を倱ったそうだ。

    「もう勘匁しお欲しい。私があなたの家族に、代わりに謝っおるんだけど。そっちからも、ちゃんず謝っお欲しい」

     朝から、私の叱責が続く。平和䞻矩なので、揉め事は嫌いだ。できれば誰も怒りたくない。それでも、人には怒らないずいけないシヌンがある。

     怒る方も゚ネルギヌがいるから、本圓に勘匁しお欲しい。

     するず、倫は申し蚳なさそうに、朝から卵雑炊を䜜り始めた。私が怒る時、圌は蚀い返したりもせず、黙々ず䜕か䜜業に取り掛かる。手を動かしながら、反省しおいるのだ。

     そんな圌を少しでも「かわいい」ずか「しゃヌないか」ず思っおしたう私は、぀くづくダメ男奜きなのかもしれない。

    【完】

     
     
     
    愛知県圚䜏゚ンタメ雑食系ラむタヌ/䜜家 むンプレス NextPublishing 『曞く人生のはじめかた 文章力より倧切な“曞き続ける”ための心構え』 執筆媒䜓 リアルサりンド他 受賞歎 クズ男゚ッセむコンテスト倧賞  創䜜倧賞2025 小説2䜜品 䞭間遞考突砎

    あなたぞのおすすめ