
オンライン朝活を30日続けたら、もっと遠くへ行ける気がしてきた
メンバーシップの活動として、毎朝1時間のオンライン朝活を始めて30日が経った。GoogleMeetに集まり、黙って1時間各々の作業をするだけの気楽な朝活である。
私の目下の目標は、6月末までに長編小説を仕上げること。一歳児とワンオペで格闘しながら昼間や夜に毎日時間を確保するのは難しく、早朝に作業することにしたのだった。
おかげさまで、なんとか完全にすっぽかすようなことはなく最初の1ヶ月を終えることができた。気管支炎と生理が同時に発生した日に1回だけ寝坊し、5分遅刻したけどそのくらい。もっと派手に何かやらかすと思っていたので、私としては上出来である。
参加してくれる人はいるのだろうか、というのも不安な点だった。が、今のところ参加者ゼロという日はなく、平均3人程度、多いと6人ほどに立ち寄っていただいている。最初と最後に1〜2分タスクの確認をするくらいであとは特に会話はないけれど、「今日もみんな頑張っているんだ」と思うと勝手に励まされる。それぞれ資格の勉強をされていたり自分の表現活動のための作業をコツコツと進めていたり、それぞれの進捗が伺えるとかなり嬉しい。
一旦のゴールは6月末だが、ひとまず最初の30日を終えて感じていることをまとめておく。
毎日続けるのは、週に1回やるより楽
「毎日続ける」のは、週に1回とか2回とかの習慣よりも圧倒的に楽である。朝活を30日続けてみて、これはやはり真理だと再確認した。
(↑「毎日やる」が唯一にしていちばんの習慣術であると名言されている本)
なぜ楽かというと、歯磨きと同じで、やるかどうかを判断する必要がないからだ。やるもんはやる。それ以上でも以下でもない。しかもこの朝活の場合、朝6時からと時間も決めてしまっているので余計に意思決定コストが低い。6時までに起き(たいていは5時半に起きる)、6時になったらGoogleMeetに入る。それだけだから続くのだ。体調が悪い時だけはしんどいが、続けること自体へのストレスはほぼない。
私は気質的に、意思決定の過程で過剰に疲れやすい。昔から、楽だと感じるのは毎日機械のように同じことを続ける村上春樹スタイルか、毎日行き当たりばったり完全に好きな時間に寝たり食べたりする水木しげるスタイルの二つだけである。後者は今の私の生活では不可能なので、これからも、続けたいことはなるべく「毎日」で乗り切ろうと思う。
毎日やると、自分の実力がわかる
朝活での執筆ノルマは、「1500字/1h」である。これは、私の通常の執筆スピードからいくとややゆるめ設定のつもりだった。私は調子がよければ1時間で3000字くらいは書く(推敲は別)。「1500字ならだるくても書けるだろう」という判断でこの字数にしたのである。
が、実際にやってみると、100%の安定達成は難しかった。体調不良なんかで調子が悪いと800字くらいで終わることが多く、理屈上は30日で4万5千字進む予定だったところ、4万字程度になった。平均すると1300字/1h。こうして細かく刻んでみると、自分の実力がよくわかる。今の私が、細切れ時間を使って安定的に生産できる文字量はこのくらいだということだ。
量以外の技巧についても、やはり毎日一定のペースで続ける方が把握しやすい。私は作品ごとに制作日誌をつけるようにしており、朝活時間に書いている小説についてはわりと細かな振り返りが溜まってきた。「昨日気になったところが今日も気になる」「もしかしてと思っていた要素が感化できなくなってくる」など、毎日見ているからこその気づきが増えていくのは面白い。これをちゃんと次に活かせないと意味がないけど……。
継続して作ったものは、自信をくれる
毎日続けて何かができあがってくると、自信になる。そうだろうとは思っていたが実際そうだった。
4万字という量は、私にとってすごく多いわけではない。ブックライティングは10万字が基本だったし、小説でも最長で18万字くらいは書いた経験がある。
一方で、「毎日ちょっとずつ書いて数万字」という書き方を、私はあまり経験していない。集中できる日に5000字、6000字と書いて1ヶ月の間に10万字しあげる、みたいなペースの方が馴染みがあるのだ。毎日本当にコツコツ書いて書籍一冊分を書いていたのは、恐ろしいことに小学生時代だけだったりする(小学生のときは、毎日原稿用紙10枚をきっちり書いてから寝るという、作家のごとき生活をけっこう長いこと続けていた。今考えると偉い)。
だから今回、二十数年ぶりにその書き方ができて、「やればできるじゃん」と嬉しくなった。むらのある書き方には常々限界を感じていたところだ。「がっつり集中できるタイミング」を待っていると、あっという間に長い時間が経ってしまう。
オリバー・バークマンの『限りある時間の使い方』にも、毎日湯水のように時間を使える人よりも、短くても毎日一定時間を作業に使う人の方が最終的な生産量は多い、というようなことが書いてあった気がする。このままペースを守りたい。
続けると、未来を想像しやすくなる
継続ができると、「この調子でいければ⚪︎ヶ月後にはこうなっているな」ということを予想しやすくなる。
もちろんイレギュラーな事態はあるかもしれない。でもひとまず「4月の頭の時点では0文字だった小説企画が、5月6日時点で4万字近くになった」という実績はあるわけだから、「一日1時間さえ確保できれば、⚪︎日でだいたいこのくらいの作業はできるはずだ」という見込みが立つ。こういうデータは重要である。
これからまだまだ育児は重いタスクとして私のスケジュールに君臨し続けるだろうが、一日1時間を確保することくらいはできるだろう。その実際的な価値を検証しておくことが、先の見通しをわずかながらよくするためには必要だ。一寸先が闇の育児生活、せめて杖は持って歩かなければ。
でも、睡眠時間は足りてない
と、メリットを並べつつ課題についても打ち明けるが、睡眠時間は足りていない。だい〜〜ぶ足りてない。これは軽視できない事態である。
私は7時間ほど寝ないと元気が出ないため、5時半に起きるからにはどんなに遅くても22時半までには眠りたい。しかし、最近子どもの寝つきが悪くなってきたのもあってまったくうまくいかないのだ。
計算上は22時までに子どもを寝かしつけ、30分くらいで家の片付けや翌日の準備をして寝るつもりでいる。でも実際は、21時半くらいから寝かしつけのための格闘を始め、23時近くになってもドタバタしていることがしょっちゅうだ。そこまでいくとそのまま一緒に寝てしまった方がいいのだが、子どもが寝るとついついやりたいことを思い出してしまい、私が寝る時間が23時半、24時、と遅くなっていく。しかもしかも、この一週間ほどは喘息も発動して、ベッドに入っても寝られないし、寝ても夜中に苦しくて起きるしでひたらすら過酷だった。
結果、この1ヶ月の平均睡眠時間は6時間をきっている。6時間以下の睡眠だと、人間の脳のパフォーマンスは酔っ払い同然になるらしいから非常によくない。私は日経WOMANプレジデントみたいな生活を送るのは嫌だ。今月は、せめて6時間半は死守しようと思っている。子どもと一緒に22時台に寝るために、夜の活動は潔く諦めよう……。
結論:まだまだ行ける
睡眠という大きな課題はありつつ、それでも朝活の効果は感じている。朝一番に、「緊急でないが重要」なことをするのはやはり時間の使い方として有意義だ。
毎日1500字を書くのに苦労する日が来るなんて、とちょっとショックな気持ちもある。一日に1万字書けた日々はもう当分、あるいは二度と戻ってこないのだ……。
でも、なんにせよ私はこういう不自由で泥臭い生活を選んでしまったし、その中での行動の質を上げていくしかないのである。長い道のりだけど、その文この状況で毎日少しずつ手を動かしゴールまでたどりつけたら、ここ数年で一番の達成感があるんじゃないかと思う。
そこまで行きたい。その光景を見たい。だからまずは6月末まで、淡々と続けていくのみだ。
てなわけで残り60日も、オンライン朝活やっていきます。気がゆるんでそろそろ寝坊しそうで怖い。けど頑張ります。
小池と一緒に頑張ってやろう、という方はメンバーシップ内の下記ご案内からどうぞ。